11月です。陰暦では霜月と言われて11月8日は暦の上では立冬を迎えます。秋も深まり朝晩冷え紅葉が一段と美しくなり、各地で色んな収穫が始まり楽しい季節です。
11月19日木曜はフランスのワイン ボジョレーヌーヴォーの解禁日です。ヌーヴォー(Nouveau)とは、フランス語で “新しい” の意味で、つまりブルゴーニュ地方ボジョレー地区でその年に収穫したブドウ(ガメイ種)から造られる新酒のワインのことです。
フランスワインの中で、最も熟成期間が数か月と短く、ボルドーやブルゴーニュの長期熟成タイプのワインは木樽を使って発酵・熟成させることが多いが、ボジョレーヌーヴォーは収穫した葡萄(ガメイ種)をステンレースタンクで発酵させることでタンニンを抑え、もぎたての果実のようにフレッシュでジューシーな味わいに仕上げます。そして、その出来ばえを楽しみ収穫を祝います。世界各地で、日本でもワインの好きな人は待ちかねる収穫の季節ですね!
美味しい飲み方は、冷蔵庫で1時間ほど冷やし香りを楽しみ飲むのが良いそうです。普通のワインの場合は冷やし過ぎるとタンニンによる渋みが強調され飲みにくくなる場合があるそうです。ボジョレーヌーヴォーは元々タンニンが少なく心配がないそうです。
毎年11月の第3 木曜日 午前0時に販売が解禁!
各メーカーがどこよりも早くヌヴォを出荷し売上を稼ごうと競い合いがエスカレートし十分に出来あがってないのに出荷するような事態になったので、フランスのワイン法により発売日が規制されています。
それぞれの国の現地時間で、11月の第3木曜日の未明 午前0時に販売が解禁されます。特に日本は時差の関係から先進国の中で最も早く解禁日を迎えます。この時のため例外的に空輸され、24時間営業のスパーマーケットやレストラン、バーなどで午前0時になった瞬間に販売をします。梱包箱には「〇〇年11月午前0時以前の販売及び消費 厳禁」の文字が書かれています。しかしフランスではワイン法での制約がありますが、日本国内で法的に罰されることはないです。
ガメイ種という葡萄から造られるフルーティーで若々しく柔らかなワインをAOCと表示します。
◆AOCとは、①その土地で収穫された葡萄のみを使用し ②その土地で決められた葡萄品種を使用 ③単位面積当たり葡萄の最大収穫量も決められている。 ④さらに葡萄の糖度 ⑤ワインの醸造方法 ⑥最低アルコール度数 ⑦最低熟成期間など、など多くの基準をパスし専門家のテスト(テースティンヅ)に合格したワインです。
AOCワインの表示方法は、「Appellation 原産地名 Controlee」or「AOC 原産地名」
原産地名とは、シャンパーニュ ・ ブルゴーニュ ・ ボルドー ・ アルザス ・コート デュ ローヌ ・ ヴァレ ドゥ ラ ロワール など他にもあります。
記 丸井 11/8