「四季」 折々に思いつくまま!

いつも元気で、笑顔で、楽しい 「好々爺」です <ASC23期生>

凧 (たこ)

最近、凧揚げをする子供達を見る機会がなくなってしまいましたが!

昔は、正月の風物詩として凧は欠かせない遊びで、凧揚げは子供の遊びでなく人々が凧を天上にいる神様に近ずくための尊いもので風をうけて勢いよく高く揚がる様子から商売繁盛・福を招く象徴とされていた。

平安時代中期の辞書「和名抄」に凧に関する記述が有ります。凧を「タコ」と呼ぶのは関東の方言で、関西では「イカ」「いかぼり」と呼び、江戸時代には「紙鳶」と書いて「いかのぼり」と読んだようです。世界では、英語で「トビ」・フランス語「クワガタ」・スペイン語「彗星」と呼ばれています。日本には色んな種類の凧が有ります。

 だるま凧・・・・縁起が良い「七転び八起き」

けんか凧・・・・ガラス粉・松やにを糸につけて相手凧の紐を切り、遠くへとばし厄払いをする

やっこ凧・・・・江戸時代の庶民の反骨精神から生まれた凧。身分の低い奴の凧を揚げ武家を見下ろし日頃のうっぷんを解消をしたとか?

★奴さんは参勤交代でお伴の数が格式によって決められていて、荷物担ぎなど臨時雇いされてどの「藩」に雇われてもいいように、着物の紋は正方形で、豆腐を四角く切った豆腐に似ている事から、冷やして食べる豆腐料理を「ひや奴」と呼ばれる「語源」になったとか?

六角凧・・・男の子が生まれた祝いに凧を揚げ、健やかな成長と家の繁栄を願った。 絵柄の武者絵は出世を願う意味です

 

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★「浜松まつり凧揚げ合戦」大凧(縦3m×60cm)を上げます。440年余前に浜松城主が長男誕生を祝い凧を揚げたのが始まりです。

★江戸時代から続く、東京の王子稲荷神社で「凧市」毎年二月の丑の日に催される。 江戸時代にたびたび大火事に見舞われ、 熱風が大火つながることから、風を切って揚がる凧を火事除け、のお守りとして「火防凧」(ひぶせのたこ)として始まったと言われています。<「火防凧」は縦20×横25cm ¥1,300.-> お守りの絵柄は愛嬌のある粋な顔をしています。

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★1712年/正徳2年2月14日 尾張国海西郡は柿木村の金助(実在)大泥棒は、大凧に乗り、名古屋城の大天守閣の金の鯱から鱗(うろこ)3枚を引きはがし取った事件は本当の話です。

★1752年 ベンジャミン フランクリンが雷雨も中で凧を揚げ、雷が電気で有ることを証明した話しはよく知られています。

                              記 2/14