「四季」 折々に思いつくまま!

いつも元気で、笑顔で、楽しい 「好々爺」です <ASC23期生>

「青もみじ」?

令和元年を迎え、新聞やテレビは毎日のように関連報道がされていますネ。皆さんも心あらたに期するところうが、(^O^)/ そして、東京オリンピックのチケットの抽選申込み受付がスタート! 国内でオリンピックを観られるのはニ度と無い、私 (>_<) さてどうするかな! (@_@;) テレビ観戦かな??

聖火リレーは47都道府県を回るそうだ! それを見るだけでいいかも! 少しはオリンピック気分を味わえそうだ! また聖火ランナーは一般募集するとか? 元気な皆さん是非チャレンジしてみては如何ですか (^O^)/

最近、初夏の「青もみじ」という言葉を新聞や観光パンフでよく見かかけますが、もみじて秋の紅葉がいいのでないのかな? しかし最近京都などの社寺の庭園の新緑のもみじをアピールする観光旅行社が多いように思いますが?

「青もみじ」は近年観光用につくられた言葉でなく、秋の紅葉にまさるみずみずしい若葉の美しさがあり、俳句では、青もみじに近い「青楓」や「若楓」が夏の季語として使われています。

三井寺や 日は午にせまる 若楓  与謝蕪村

 吉田兼好は「徒然草」一三九段には、

「卯月ばかりの若楓 すべて よろずの花 紅葉にまさりてめでたきものなり」 

秋の紅葉よりも青もみじが素晴らしいと語っています。青もみじをより深く楽しむことで、日本古来の色彩感覚や美的感覚などを楽しんだ歴史をあらためて思いをはてますね! ところで、、、

 モミジ(紅葉)と カエデ(楓) どう違うの??

モミジのことをカエデと言ったり、カエデのことをモミジと言ったり、同じ意味で使われる場合も多いようですが (?_?)

実はどちらもカエデ科カエデ属で植物の分類上は同じですが、普通は見た目で使い分けているそうです。葉の切込みが深いのが「モミジ」と呼び、葉の切込みが浅いのを「カエデ」と呼ばれています。

英語では、Japanese  maple  と表記され、直訳すると「日本のカエデ」として認識されておりますが、モミジとカエデを区別しているのは日本人のみだそうです。

植物分類上は紅葉と楓は区別はありませんが、日本には、古くから園芸や盆栽の世界では「紅葉」と「楓」を明確に区別されます。日本特有の文化ですネ!

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紅葉(葉の切込みが深い):イロハモミジ・ヤマモモミジ・オオモミジ

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楓(葉の切込みが浅い):トウカエデ・イタヤカエデ

カナダの国旗は「サトウカエデ」の葉がデザインになっています。英語圏では「かえで」も「もみじ」もメープルと呼ばれ区別されていない。

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カナダ国旗のカエデの12本のトゲは、カナダ10の州と2の準州を表しているそうです。

トゲ11しか無い? 実は下の部分も数えるそうです (^O^)/ それと現在は、1つ準州が増えているそうですが、国旗を制定した1965年は2の準州だったからだそうです。

「モミジ」は、秋に草木が黄色や赤色に変わることを意味する動詞「もみず」に由来し、それが名詞化して「もみじ」に転じて、特に目立って色を変えるカエデの仲間を「モミジ」と呼ぶようになった」と言われています。

「カエデ」は、葉の形がカエル(蛙)の手に似ているので、「かえるで」が「かえで」になったとも言われています。

万葉集に、蛙手(カエルテ)が詠まれた和歌があります。

わがやどにもみつ かえるてみるごとに いもをかけつつひぬひはなし   大伴田村大嬢(おおともの たむら の おおいらつめ)

家の庭の紅葉(こうよう)したかえでをみるたび あなたのことを恋しくない日はありません

《 紅葉(こうよう)するためには、昼温度が高く光が十分にあり、夜冷えることが必要で、温度差が激しいほど見事な紅葉が見られます》

とくに色づいた楓を「もみじ」と呼び「紅葉狩り」を楽しむ習慣もある日本人、繊細な感性を感じますネ!

「青もみじ」遠くに行かなくても、「尾張のもみじ寺」と呼ばれている 犬山に継鹿尾(つがお)観音「寂光院」が有りますヨ!

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 今が一番鮮やかな!「青もみじ」が見どころです。約1000本の巨木のもみじが迎えてくれます。 <宣伝料は戴いていません!>

                               Marui 5/13