今日は恵方巻きを「南南東」を向いて、ガブリと食べて下さい (^O^)/ きっと福がきます!
恵方とは、陰陽道でその年の干支によつて定められ、最も良いとされる方向のことで、その方向に福をつかそどる神様「歳徳神:さいとくしん」がいると言われています。 恵方巻きの起源は、江戸時代末期の大阪の船場で商売繁盛の祈願をする風習として始まったとも言われていますが、正確な起源は未詳。
今年の干支は「申」で、早いですが来年は「酉(とり)」次は「戌(いぬ)」と続きます。昔ばなしに「桃太郎」がお伴の「猿」「犬」「鳥」(きじ)が鬼退治に! そうです、でっかい桃が川上から流れてきて桃太郎が誕生する話です。
この昔ばなし「桃太郎」にも陰陽道がもとに作られていると言われています。北東の方角は鬼門といわれ十二支では丑(うし)寅(とら)の方角にとなり、「鬼」は牛のような角を持ち虎のパンツを履いています。その反対の南の方角には 申(さる)と戌(いぬ)と酉(とり)がいます。そこで「桃太郎」は鬼門の丑・虎すなわち「鬼」を退治に、申・戌・酉(キジ)をお伴に見事「鬼」を退治する(邪気を払う)と言う話です。
世界遺産「姫路城」北東方角のやぐら天守の鬼瓦に、鬼門封じの桃が彫られています。同じように「犬山城」にも桃が彫られた鬼瓦が有ります「日本書記」に桃の種を鬼にぶっけて、、と記述が有ります。
日本には「桃太郎」伝説が各地に多く有ります。地元「犬山」にも桃太郎神社があり、毎年5月5日の子の日には、野口雨情作詞「桃太郎音頭」が流れ賑わいます。近くにはお婆さんが洗濯をした「洗濯岩」も有ります。 岡山県にも「黍団子」(きびだんご)が「吉備団子」と語呂合せから、すでに江戸時代から桃太郎伝説が有ります。
桃太郎の物語には、インドの有名な叙事詩「ラーマーヤナ」の影響を受けたと言う説もあります。
(2/2 記)