「四季」 折々に思いつくまま!

いつも元気で、笑顔で、楽しい 「好々爺」です <ASC23期生>

霜月 ! 紅葉がきれい!!

 

紅葉狩り」(?_?) 「狩り」とは獣を捕らえると言うことですが、花や草花を採し求めるとの意味もあるようで果物を採るにも使われ、「いちご狩り」「リンゴ狩り」「ブドウ狩り」「きのこ狩り」など使われています。

紅葉を観賞するのに「紅葉狩り」とは?どうも狩猟を好まない貴族が自然を鑑賞することを狩りに例え紅葉を楽しんではないかと言われていますが、定ではないようです。 また、能と歌舞伎にも「紅葉狩り」がありますが、いずれも深紅に染まった紅葉の山の中に鬼女が現れるとゆう恐ろしいストーリーです。 春の桜は「花見」といい「桜狩り」とは言わないですね! 狩獣のシーズンの秋だから「狩り」の言葉を用いたのでしょうか??

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                                             <京都 清水寺

紅葉狩り」は奈良時代から始まったと言われ「万葉集」にも登場しています。平安時代の頃には貴族の間で広まり紅葉を愛でながら宴を開き楽しんだ様子が「源氏物語」の第七帖 「紅葉賀:こもみじかり」に若い光源氏藤壺の宮が観ている前で「青海波:せいかいは」(雅楽の演目)を舞う様子が描かれています。

 「物思ふ 立ち舞ぶべてもあらぬ身の 袖うちふりしや心知りきや」

江戸時代になると庶民も楽しむようになり、季節の行事として定着したようです。

もみじとかえでの違いて分かりますか? 植物の分類上は同じ??

「もみじ」は草木が色づく意味で「黄葉する」とも書き、ツタ・ヤマウルシ・サクラ類・イチョウ・ブナなど含めて、秋に葉が赤や黄色に変色する現象に由来しており、植物分類上の言葉でなく、一般にはたくさんの紅葉する木を代表してカエデ属「もみじ」と呼ばれいます。(?_?)

「かえで」の原語は葉の形が蛙の手に似ていることから「かえる手」から「かえで」になったと言われています。植物分類上はカエデ科カエデ属にぞくする樹木で、この中にイロハモミジ・ヤマモミジ・イタヤカエデ・ハウチワカエデとうがあります。 でも蛙のてに似てないヒトツバカエデ・ミツデカエデ・メグスリノキなどの種類もあります。

ところが、盆栽関係ではイロハモミジのように葉の切れ込が五つ以上のカエデ属だけを「モミジ」と呼び、その他のカエデ属を「カエデ」と呼んでいます。

「紅葉」は「こうよう」「もみじ」と読みます。カエデの中で特に色がかわる、紅葉するものを「もみじ」と呼ぶ説も有ります。

童謡 「もみじ」: 秋の夕日に照る山紅葉 濃いも薄いも数ある中で 松をいろどる楓(かえで)や蔦(つた)は 山のふもとの裾模様(すそもよう)

 童話にも紅葉と楓と使い分けていますね!?

◇ カナダの国旗は「楓:サトウカエデ」が描かれています。もみじも楓も英語ではメープルと呼び同じです。楓の樹液から採ったものが「メープシロップ」です。

 紅葉と楓を区別するのは日本だけ (?_?) 英語では、Japanese maple  楓は世界中にありますが、日本はかえで科植物の宝庫です。秋に色づいた景色を楽しむ習慣は世界中にありますが、昔から色づいた楓を「もみじ」と呼び「紅葉狩り」を楽しむ日本人の繊細な感性に驚嘆します ヽ(^o^)丿 

11月7日 立冬 日が短くなり冷たい風が吹き始め北国や山で初雪が降る頃「冬に気立ち初めていよいよ冷ゆればない」

11月7日 毎年第三木曜日はボジョレー・ヌボー解禁日です。 フランスのボジョレー地方でその年に収穫したガメイ種の葡萄から作ったワインのことで、日本は日付変更線の関係で世界で一番早く解禁日を迎え飲むことが出来ます (^^♪

11月15日 七五三 子供の生長をお祝いする日です。男児3歳・5歳 女児5歳・7歳が対象で、もともと「髪置」「袴着」「帯解」の儀式の由来で、昔は幼児の死亡率が高く「7歳まで神子」とされ7歳になって初めて人間の世界に参加するとゆう考えがあったようです。

11月11日 一の酉・11月23日 二の酉の市 11月最初の酉の日が「一の酉」12日後の2巡目の酉の日が「二の酉」と呼ばれ、3巡目の「三の酉」まである年は火事が多いと言われています。「三の酉」の頃になると寒さが増し火をつかう機会が増えるからで注意を促していると考えられます。

日本の鷲神社(大鳥神社大鷲神社・鷲神社 : おおとりじんじゃ)の年中行事で、大酉祭・お酉様とも言われ縁起の熊手のほか、八頭(里芋の一種)黄金餅(栗餅)など名物で、新年を迎えるための最初の祭りとして定着し、開招福・商売繁盛を願う祭りとしても親しまれています。(とりは取りに通じ、商売に縁起が良い)

江戸時代から続く行事で、その起源は花又村(現在の東京足立区)の大鷲神社とされていて、近隣の農民たちが秋の収穫を祝って鷲大明神に鶏を奉納したのが始まりと言われています。奉納された鶏は祭りの後、浅草の浅草寺・観音堂に放されたそうです。

「春を待つ 事のはじめや 酉の市」 芭蕉の弟子・其角の詠み

11月23日勤労感謝の日です。1948年に憲法で「勤労を尊び生産を祝い国民がお互いに感謝し会う」ことを趣旨として国民の祝日として制定。旧憲法では、その年の収穫を祝う宮中の新嘗祭(にいなめさい)にちなんだ休日です。

                               (11/1 丸井)