「四季」 折々に思いつくまま!

いつも元気で、笑顔で、楽しい 「好々爺」です <ASC23期生>

6月 June 水無月(みなずき) 

 

 春すぎて夏来(き)にけらし  白妙(しろたえ)の 

    衣(ころも)ほすてふ (あま)の香具山 持統天皇

春が過ぎいつの間にか、夏がそこまでやって来たようですね!  この歌は天智天皇の第2皇女の持統天皇(女帝)です。法令集「大宝律令」を編纂されるなど奈良時代の政治の根幹を築いたかたで、万葉集では「春過ぎて 夏来るらし白妙の 衣ほしたり 天の香具山」となっています(香久山は奈良県柏原市にあり、畝傍山(うねびやま)・耳成山(みみなしやま)とならぶ大和三山の一つ)

衣替え 6月1日と10月1日となったのは明治以後のことで、学校や官公庁、銀行など制服を着用するところではほとんど実施されている。実は和服でも10月~5月は袷(あわせ)、6月と9月は単衣(ひとえ)、7月と8月は薄物とこのしきたりが重んじられているようです。また衣類を守る役目もあると言われています。それは日本には四季があり季節折々にタンスの衣類を入れ替え、カビや虫から守る。そして心の「いれ替え」をしてスッキリする機会でも有りますね!    日本の文化ていいですね (^O^)/ 

6月1日は「鮎の日」でアユ漁の解禁日でもあります。鮎は岩についてる藻を食べるため独特の香りがするから「香魚」(あゆ・こうぎょ)とも呼ばれます。秋に河口近くの浅瀬で生まれ、海で冬を越し、桜の咲くころに川を上って成長、秋には川を下って産卵し生涯を終え、1年で一生を終えるから「年魚」とも言われています (^^♪

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   夏の風物詩 1300年以上の歴史がある長良川鵜飼    (2016.7)

秋口の「落ち鮎」腹にたっぷりと卵をもっている雌鮎は美味で最高だ  (^O^)/    そして、鮎の内臓を塩漬けにした「にがうるか」、白子・卵巣を使った「子うるか」、身を使った「身うるか」は、 酒通にはたまらない (>_<)

「梅雨」日本、中国など東アジアの地域だけに見られる雨の季節を言います。どうして「梅雨」? 梅に花が咲くのが 1~2月で 6月はちょうどその梅の実が黄色く熟す時期に降る雨からそう呼ばれています。今では梅干しを作る家庭は少なくなりましたが、子供の頃、母が梅を外で日陰で干していましたが、よく雨が降り梅が干せないとぼやいていたのを思い出します

この時期に咲く「紫陽花」 いいですね (^O^)/

 ジュンブライト 6月を英語でJune(ジューン)と言いますが、それはユーノー(Juno) からきている言葉です。bnde(ブライト)は花嫁ですよね!  直訳すると6月の花嫁!!欧米では古くから6月に結婚すると生涯幸せな結婚生活出来ると言われています (^^♪

由来その1  ローマ神話で結婚をつかそどり、女性の権利を守護する女神「JUNO」と 6月の月名「JUNE」からきており、この月に結婚する花嫁はきっと幸せになるだろうと言いわれています (^^♪

由来その2 : 6月のヨーロッパは1年で最も雨が少なく気候が良い。また「復活祭」がある月で、ヨーロッパ全体がお祝いムードとなることから、多くの人から祝福されるだろうと言われいます (^^♪

由来その3 : ヨーロッパでは3月・4月・5月の3カ月は農作業のさまたげとなることから結婚が禁じられていました。そのため結婚が解禁となる6月に結婚するカップルが多く、その分祝福も多いとと言われています (^^♪ 

日本では :  6月は梅雨真っ只中! 湿気も多く結婚式場も閑散でどこのホテルも  (>_<)ヨーロッパの言い伝えに目をつけ「ジュンブライト:6月の花嫁は幸せになる」と宣伝また空調設備も完備され大成功 ヽ(^o^)丿 つまり日本では「企業戦略」から!!

 

 

5月14日は「母の日」でしたね!6月18日は「父の日」です  父の日はアメリカのワシントン州で誕生!! 今から100年以上前の1909年、ワシントン州に男手一つで6人の子供を育て上げた父親が居ました。父親の死後、長女のソノラ・ドッドは協会で、当時既に母の日が復及活動中の説教を聞き「父親に感謝する日もあるべきだ!」と考え協会で父の日を祝う礼拝をおこなったのがきっかけで始まりました。アメリカでは両日とも祝日だそうです。ちなみに「母の日」にはカーネーション 「父の日」はバラを贈るそうです。日本もはやく休日になるといいですね (^^♪ 

                            記:5/31