「四季」 折々に思いつくまま!

いつも元気で、笑顔で、楽しい 「好々爺」です <ASC23期生>

関西の丸餅と関東の角餅!

2017年も残りわずかになりました、そろそろ大掃除に、お正月の準備に忙しい日が待ってます。お正月の主役であるお雑煮のお餅には、丸餅と角餅が有りますが、どうして?

京都のお雑煮には、白味噌に丸餅ですネ!  その理由には、(?_?) 

イ)歳神様にお供えするもんで神様が好きな色の白い味噌を使います。

ロ)餅は伸びるので長寿を願う食べ物です、丸い形にして円満を願います。

ハ)人の頭(かしら)になるように頭芋を切らずに一つ入れます。

ニ)子孫繁栄を願い小芋も入れます。

ホ)根が張るように大根の輪切り等すべて丸い具を入れます。

「今年一年、人と争う事無く何事も丸くおせめて暮せますように」

お雑煮は歳神様へのお供えもの、昆布のみで出し汁を取り、食べる直前にかつお節を掛けます。 神様は生臭い匂いを嫌うので魚で出汁は取りません。

他に、おせち料理にエビ芋と海老も欠かせません、背中が曲がってしまう歳になるまで元気せ暮らせるように!ヽ(^o^)丿

丸餅は、お雑煮発祥の地京都の食文化の影響を強く受けた地域では、丸餅ほか具は全て丸く輪切りにします。そして四角いものは、面取りをして角を落とします。正月早々「角が立つのは縁起が悪い」として嫌った名残が今も残っています。

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                                                                                             < ネットより>

それに比べて角餅は関東に、人口が増加した江戸時代に考案されたのが「のし餅」を切り、四角い餅に「角餅」が生まれました。餅をのして作ることから、敵をのす、討つの意から誕生したとも、関ヶ原付近を境に東西に分かれれて普及したようです。(^O^)/

丸餅に比べて手間がかからなく合理的、大量生産が出来ます。江戸っ子らしいですネ!丸餅は、近畿や越前、四国の一部に見られるみそ仕立ての汁は、実は少数派で、全国的にはすまし汁が圧倒的多いそうです。

江戸時代は武士文化の影響で「武士は味噌をつける」ことを嫌い、すまし仕立ての雑煮です。また参勤交代制度の影響で各地にすまししたてが広がったとも言われています。

 日本人は古くから移りゆく四季を愛し、季節ごとに歳時を大切にして来ました。世の中が便利なるにつれ季節感を味あうことも少なくなり、行事も簡素化されてきています。無宗教を名乗る人が多いですが? せっかく美しい日本に生まれたのですから、お雑煮に込められた信仰心を理解して、正月ぐらい神様に感謝しては如何でしょうか?  日々の暮らしに取入れて心のゆとりを感じては如何ですか? 自分のライフスタイルに合せて気楽に楽しみたいですネ!

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