「四季」 折々に思いつくまま!

いつも元気で、笑顔で、楽しい 「好々爺」です <ASC23期生>

12月を迎えて、

「 来年の話をすると鬼が笑う」と言いますが、年の瀬が近づけば今年1年を振り返り、新しい年に何かいいことが有りますようにと思うのは、皆さんも同じと思いますが?

世の中が便利になるにつれ、季節を感じる行事が簡素化されてきたように思われますが、 日本には、古くから移りゆく四季を愛し季節ごとにさまざまな行事、習慣、風習、言い伝え、智恵などが有ります。新しい年を迎えるにあたり、松飾り、鏡餅、お節料理にお宮さんにお参り、おみくじ、絵馬に干支の置物と縁起物を大切にする風習が引き継がれてきています。(^^♪

日本人は古代から、八百万(やおらず)の神々を信仰する風習があり、太陽、月、星、山と言った神もいれば、動物だったり、風や雷だったり各地にも沢山の信仰される神々がいて、それは、実体の無い物として存在していたり、実体の有る物として存在し形態は様々です。あらゆる万物に霊魂や精霊や神がやどると信じられ、祀られています。どんな信仰の神であっても、日本人には寛容に受け容れる土壌が有り、それらを日常の生活習慣に取り入れられています。

知らない内に、八百万の神々に対する信仰神が存在し、何か悩み事や、苦しいこと、窮地に遇ったとき、なぜか心のなかで神様と拝みますのは私だけでないと思いますが? 世界には、キリスト教の神やイスラム教の神のように唯一絶対の「神」であるが故、争いが生じています。(>_<)

「福をまねく」縁起物と言えば!

『フクロウ』は、「不苦労」「福来」として幸運を招く、さらに「首がよくまわる」ことから「金運」にご利益があるとも言われています。

『たぬき』は、「他を抜く」また『カエル』は「福かえる」として民芸品としも愛され販売されているばかりか、それらを神のの使いとして祀る神社が各地に存在します。

栃木県の鷲子山上(とりのこさんしょう)神社は「フクロウ神社」とも呼ばれ、境内には日本最大級の「大不苦労像」があります。また伊勢神宮に近い二見興玉神社では「カエル」が神様の使いとして祀られています。

『 招  き  猫 』

最も古いとされているのは、江戸時代後期に浅草の北東にある今戸で焼かれていた「丸〆猫:まるしめねこ」と呼ばれる素焼きの猫人形で、「丸〆」は、<お金を丸く〆る =  お金持ちになる> の意味で縁起物として流行したそうです。

その後、「猫人形」は日本の各地に伝わり、戦後常滑系」と言われる小判を抱えた、ふくよかな体つきの「招き猫」が好まれて浸透しています。今では、常滑市にあります「とこなめ招き猫通り」には多く猫の焼き物が飾られていて、高さ3.8m 幅6.3mの巨大招き猫「とこにゃん」は一番人気です。右手を上げた招き猫は「金運」左手を上げたのは、お客を招き「商売繁盛」と縁起物として親しまれています。ちなみに「とこにゃん」は左手をあげ多くの観光客を招き地域の活性化に寄与しています。 (^^♪

他に招き猫人形で有名なのは、瀬戸焼き」で細身のプロポーションでなめらかな磁器の肌が特徴で、常滑焼きより上品な印象が有ります。

さらに豪華絢爛で知られるのが 、九谷焼き」の招き猫人形で磁器の肌に五彩や金の絵付けがほどこされた華やかで人気が有ります。

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 常滑「とこなべ招き通り」のコンクリート壁に、陶芸作家39人によるご利益猫が一体一体に想いをこめ飾られています。

異色派と呼ばれるのが、群馬県高崎市の招き猫で木型に和紙を張り、絵付けを行う「張り子」の招き猫です。筆でヒゲを描いた表情が印象的で福を招くとしてお土産に人気だそうです。(現在は真空成型という紙で出来た型で作るのが多いそうです)

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                                      <ネットより>

どの産地でも小判が一緒になった猫人形が多いですが、面白いことに小判の金額が時代とともにアップされて来ました。最初は千両が一般的だったが、しだいに万両、百万両、千万両となり、最近では「億万両」を抱えた猫もいるそうです。(@_@;)

花が咲いた! 薫りが素敵です (^^♪

ジンジャー (花縮砂:はなしくしゃ)生姜科 原産地はインド・マレーシャで日本に渡来したのは江戸時代、薬用として栽培             花言葉は「信頼」「したわれる愛」

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招き猫に関する伝記も各地にあるようですが、

東の招き猫伝説は、江戸前期、彦根藩主の井伊直孝が鷹狩りに出た帰り、猫に手招きされ古びた寺に入ると突然激しい豪雨になり、直孝は「猫に救われた」と喜びこの寺に寄進をする。後の井伊家・菩提寺になった東京・世田谷区の豪徳寺である。境内には、貧乏寺に吉運を招いた猫「招福殿」が建てられ今でも多くの人が訪れている。

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                               <ネットより>

招福殿には、願いが成就したお礼の「招福猫児:まねきねこ)がずらり、伊井家の菩寺であり、武士にとって左手は不浄であり招き猫は右手をあげています。また運は本人次第という考えから小判は抱いていない。

西招き猫伝説は、京都市左京区の檀王法林寺にまっられている主夜神尊(しゅやしんそん)で、主夜は守夜と言われ盗難や火災を防ぐご利益があり、その使いが闇ををきらりと光る目の黒猫です。

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                            <ネットより>

毎年12月の第一土曜日には招福猫・主夜神大祭が行われ、参拝者には主夜神尊の御札と黒い招き猫が授けられるそうです。

猫島でよく知られているのが、愛媛県大州市の青島をはじめ、宮城県の田代島、岡山県の真鍋島などには、猫が島民より多くいることで話題です。

8月8日は「世界猫の日」です。2002年に国際動物福祉基金(IFAW)が制定です。

2月22日は「日本だけの猫の日」です (^^♪ にゃん にゃん にゃん 「2」「2」「2」と語呂合せで全国の猫愛好家からの公募で決まったそうです。

ちなみに、「犬の日」は11月1日です。ワン ワン ワン から 1987年 一般社団法人ペット フード 協会が制定です。 1月11日は関係ないので間違いないように??

陽気の精か? 地球温暖化??  一輪狂い咲き (@_@;)

はなすぞう(花蘇芳)の花

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 原産地:中国・北米・欧州 4~5月に葉がでないうちに開花 花言葉「豊かな生涯」

 海外にも縁起物が有りますょ!

ブタは、幸運を運ぶ動物として世界各地で人気があり、特に風水の本場中国では富の象徴として、夢に太ったブタが出てくると財運がアップすると言われています。多産のため幸せな家庭のシンボルで金色のブタの置物が珍重され人気があるそうです。  韓国でも、金運を上げ夢に見るのは縁起が良いとされています。

アジアのみならず、欧米諸国でもラッキーを運んで来る動物としてブタは人気があり、《 英語: Pig  mightfly  ブタが空を飛んだ 》が転じて「あり得ないことが起こった」「奇跡が起きた」と愛されているそうです。

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 尼崎「世界の貯金箱博物館」世界62カ国・13,000点を超える貯金箱があります

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中世のドイツでは、ブタは神聖な動物として扱われてきて、現在でも思いがけない良いことが有った時「ブタを手に入れた」とか、運が良かった時は「ブタを持っていた」と表現するそうです。

ドイツやオーストリァでは、新しい年の幸福を運ぶと言われ、毎年暮になると貨幣をくわえたブタの置物が店先に並ぶそうです。

日本でも元旦にブタを食べると一年を幸せにに過ごせると言い伝えが有り、沖縄では「豚正月」と呼ばれるほどたっぷりの豚肉を食べます。

このように、ブタは「トントン拍子に物事進む」として、ワールドな縁起物として愛されています。

招福の縁起物や、開運の催し物は、日本ばかりでなく世界各国でも愛されていますね! 

「石蕗:つわぶきの」 海沿いの草原や崖などに自生」するキク科で、一年中濃い緑色の葉っぱが茂らせ秋には黄色の花が咲きます。名前の由来は、艶のある葉から「艶葉ブキ」またフキのような厚い葉から「厚葉ブキ」と諸説有ります。

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花言葉は、日陰でも常に緑色の葉っぱを茂らせる丈夫なことから「困難に負けない」「謙虚」「愛よ甦れ

他にも色々な日本的な優しい行事が有ります。豆腐に針をさして「針供養」とか、大切にしてきた人形を捨てるには忍びないと「人形供養」をします。このように、日本には昔からものを大事にする文化、歴史もあり素敵ですね!

来年は、東京オリンピックパラリンピックで日本選手の活躍が楽しみですね!  また2014年に出発した宇宙探査機 「はやぶさ2号」が、来年12月に小惑星「りゅうぐう」の岩の破片が入ったカプセルをお土産に帰還します。なんと宇宙空間 約8億Kmの飛行 1年の旅です。ちなみに秒速 約9Cmです! (^^♪                

沢山の風物詩を感じながら荒ただしく年末がやって来ます。どこの家庭でも「大掃除」が年中行事ですね! 昔は13日を「正月事初め」とし、1年の汚れを落とす「すす払い」や「門松」などに用いる松を準備しました。 令和元年も、あと1ヵ月です!  さぁー 大掃除! 皆さん、来年も素敵な年にいたしましょー!! ヽ(^o^)丿

                              11/30 Marui

八百万の神」にはこんな所にも (?_?) 台所には「火の神」「水の神」がいらっしゃいますのは当然ですが、便所にも「便所の神」がいらっしゃいます。

2010年に注目を集めた植村花菜の曲で「トイレの神様」と言う歌があります。その年の大晦日紅白歌合戦にも出場し歌われ大ヒットしました。

《 歌 詞 》

トイレにはそれは綺麗な  女神様がいるんやで  

だから毎日綺麗にしたら  女神様みたいに

っべっぴんさんになれるんやで・・・・・

非常に長い歌で9分にもなります。この曲は植村さんが小さい頃、おばあちゃんと暮らしていた時の実話体験で、トイレ掃除の苦手な幼い頃におばあちゃんが言った言葉が歌われています。

「便所の神様」には神道系(伊邪那美命:いざなみのみこと)と「仏教系」(鳥枢沙摩明王:うすさ まみょうおう)がいらっしゃるようですが、いずれにしてもトイレが綺麗な皆様の家庭には「女神様のようなべっぴんさん」がいらっしゃるのは間違いないですね ヽ(^o^)丿

                             12/19 追記