早や2月です! 紅白歌合戦を見ずとも、除夜の鐘を聞かずともわが家にもお正月がやって来ました。今年こそ明るく楽しい普通の年になりますようにと願っての寝正月でしたが、オミクロン株 感染拡大でまだまだ油断大敵! でもお屠蘇だけは忘れずに頂きました (^^♪
日本の家庭では、お正月には「お神酒」をいただく習慣があります。これは古くから「日本の神々と共に暮らす」ために必要な存在であったようです。ですから「楽しむため・酔うため」だけのお酒ではなく神聖なものです。
例えば、神社で行われるお祭りではお供え物として日本酒が捧げられ、ご神事が終わると「おさがり」として私たちも神様のご相伴にあずかりますね !
水仙(スイセン)古代ギリシャ時代の壁画にも描かれています。地中海から中近東を経てシルクロードを渡り、日本には室町時代に中国から渡来、中国では水の仙人と呼ばれています
神話の中にお酒の話がよく出てきますが、
日本酒の起源は、
日本酒の原料はお米ですから、当然、稲作が伝来してからということになると思いますが、実は日本酒がいつ誕生したかに関しては、はっきりとわかってないそうです。
日本に稲作が伝わったとされているのは弥生時代で、今から2000年位前にさかのぼります。しかし、近年縄文時代にはすでに中国伝来の稲作が行われていた可能性が高いとも言われています。
《 日本の稲作は、縄文晩期(約2600年前)に中国から九州北部に伝わったという説もあります》
縄文後期 ~ 弥生前期には水田が広がり、米を原料とする酒らしきものが造られていたとも推測されています。
遺跡から推測されるお酒は?
書物に登場するお酒は?
日本酒は、神のために造られ始めたといわれ、口噛みの作業を行うのは、神社の巫女のみに限られていました。
巫女が口の中で醸す酒は、とても神聖なもであり、お酒の香りがしたころが飲みごろだったそうす。
お酒造りを「醸(かも)す」というのは、この「噛む」が語源だと言われています
奈良時代に編纂された『古事記:712年』や『日本書記:720年』には!
日本の最古の歴史書である『日本書紀』には、「木花咲耶比売命(このはなさくやひめ)が狭名田の稲で天坩酒を醸造した」という記述があります。
酒は神がもたらすもので、酒で酔うことは神の恵みだったようです (^^♪
そして、酒造りの起源をうかがえる古い記述も、
素戔嗚尊(スサノオノミコト)が、ヤマタノオロチをお酒 (八塩折之酒:やしおりのさけ) で眠らせ退治する場面や、崇神天皇の記事の中には“ミキ”“ミワ”“ウマザケ”などの記述があります。
八塩折之酒の「八」は「たくさん」という意味で、八百万の神と同じ意味合いになります。「しお」は日本酒でいう熟成したもろみを搾った汁のことで、「おり」は何度も繰り返すという意味です。それぞれの意味から、八塩折之酒とはもろみを造っては絞り、また新しくもろみを造っては絞るということを何度も繰り返して造ったお酒ということになります。
八塩折之酒の原料は米ではなく、木の実や果実などを使用したのではないかともいわれています。米が使われる前から醸造の技術があったのか、その発祥地も謎のままです。
『万葉集』では次のような歌もみられます。
この神酒は わが神酒ならず 倭なす大物主の醸みし神酒 幾久幾久
この神酒はわたしが造った酒ではないく、倭の国を創られた大物主という神の醸された神酒で、幾世までも久しく栄えよ !
お酒を造ると、お酒は神前にそなえて祈り、その後村人たち全員で分けあって飲みました。神が愛でた酒を相伴することで、神と人、人と人との結びつきを強きした。
これは「神人共食(直会:なおらい)」と呼ばれ、現代でも地鎮祭などで見られる風習、現代でもこのような風習が残っている国は世界でも珍しいそうですよ。
お酒は、古代より日本の祭りでは神に供えられ、神と共に人々が食する神饌の中で、神酒(みき)は欠かせないものであり大切な供物でした。
日本人とともに文化や歴史を育んできた日本酒、時には古代のロマンに想いを馳せ、日本酒をじっくりと味わってみるのも良いかもしれませんね。
11月23日 の勤労感謝の日に、宮中で行われる新嘗祭(にいなめさい)では、収穫されたばかりの新米を使って醸造した白酒(しろき)と黒酒(くろき)が供えられます。白酒は白濁した酒。黒酒は久佐木という植物を蒸し焼きして炭化させ、粉末にした灰を白酒に加えた黒灰色の酒です。
真冬の花 オキザリスの花 : 花壇の隅に咲く小さな花で、南アフリカ原産で乾燥に強い多年草です。
世界の酒は、いつ頃から、、
世界のあらゆるお酒の中で、最も古いとされるものが果実酒で、ワインは紀元前4,000年頃にはメソポタミア地方のシュメール人によって飲まれていたようです。
次に古いとされるのは、ビール。こちらも同じくメソポタミアで、紀元前3,000年頃にはつくられていたという記録が残っています。
そして、ウイスキーやスピリッツなどの蒸溜酒の登場は、これらに比べるとずっと遅くなります。最初の記録は、11世紀初めの南イタリアで、なんとそれは、医師の手によってつくられた医薬品用のアルコールだったそうです。
わが国固有の日本酒は、8世紀頃(奈良時代)に製造方法が確立されていました。しかし、当時は庶民が自由に飲めるものではなく、祭礼・正月・慶事などの際に飲むもでした。
ワインは16世紀中ごろ、ビールは18世紀初めごろ、ウイスキーが19世紀中ごろに日本へ伝わったとされています。
日本で初めてビールを飲んだとされる人の感想が「和蘭問答(1724年)」という書物に載っています。
そこには「麦酒給見(たべみ)申候処、殊外悪敷物にて、何のあぢはひも無御座候・・「ビールを飲ませていただきましたが、思いのほかまずく、まったくおいしいものではありませんでした」と記されており、ビールの苦さは不評であったようです。
寒い季節を彩る パンジー : 花言葉は色により違いがあり、紫は「誠実」「思慮深い」 USAでは「You occupy my thoughts」:「あなたのことで、頭がいっぱい」
日本には、酒の神様が、、
酒神神社の中でも、大神神社(奈良)・梅宮神社(京都)・松尾神社(京都)の3つが「日本三大酒神神社」として全国的に有名です。
大神神社(おおみわじんじゃ、奈良県)、松尾大社(京都市西京区)、梅宮神社(京都市右京区)は、特に酒造家から尊崇される酒の神様として知られています。
毎年11月初旬には、新酒の仕込みを前に醸造安全を祈願し、4月には醸造完了感謝のお礼参りに蔵元関係者や杜氏らが打ち揃って詣で、玉串を捧げます。
新しい年になり、何にか変わったことは ? ? うーーん 体重がふえたことかな ! 高齢になると、体力とともにお酒の量も減り、年相応の適量を心がけることが、お酒と長く付き合う秘訣ですかな ?
皆さんは、何にか変わりましたか??
依然として、オミクロン株の感染力が強く (>_<) またまた何もかも中止、中止ばかりで悲しいく寂しい (@_@)
今年こそは、普通の生活を取り戻し、平穏無事にと思い願っていましたが、先行きが見えない (>_<) (>_<) ストレスがたまりますね (@_@)
気象庁によると、今年は例年よりも冷え込みが厳しいく、桜はこの冷え込みにより、「休眠打破」今季は桜の開花は早く名古屋は3月18日と予想も、、併せてこんな予報も、2月中にはスギ花粉の飛散が始まるとも、春を待つのも悩ましい (@_@)
2月1日