あちこちで虫の声が聞こえ、鈴虫やコオロギの合唱!
すっかり「秋」到来ですね!
「影草の生ひたるやどの夕影に 鳴くこほろぎは
聞けど飽かぬかも」 万葉集 作者は不詳
「物陰に生える草の庭で、夕方の光りの中に鳴くコオロギの声は、いくら聞いても飽かないなあ」と詠っています。
中日新聞 夕刊『夕歩道」に、コオロギスナック、コロギせんべい、コオロギラーメンに、コオロギふりかけ、素揚げしたコオロギなどの販売自販機が登場 との記述があり驚きました。 ビックリ ! (>_<)
世界人口が増え続け中、食用問題の救世主として期待される「昆虫食」が注目、そのなかでもコオロギが優等生らしい?
『コオロギの鳴き声に食欲を誘う』 そんな時代が来るとは信じがたい私ですが!
138タワー コスモスの花
日本では少子高齢化が問題となっていますが、世界の人口は増え続けています。
2017年の国連予想によれば、世界では毎年約8,300万人の人口増があり、2030年までに86億人、2050年に98億人、そして2100年には112億人に達すると予測されています。
(表はネットより)
温室効果ガス:Oonincx et al., 2010. ・水の量:Pimentel et al., 2004. ・餌の量:van Huis, 2013.
日本でも話題になってきた食用コオロギの生産 や 商品開発に乗り出す企業が増え、すでに新たな食品会社が誕生しています。
「ゼフィランスの花」
なぜ、コオロギが注目されるの ?
栄養価の高さが注目!
乾燥させたコオロギを粉末状にした「コオロギパウダー」は、重量の 約76.3%がタンパク質です。これは肉や魚の約3倍もの量なので、コオロギパウダーはタンパク質を効率良く摂取できる食品になるそうです。
また、健康な体の形成・維持に欠かせない9種類の必須アミノ酸も全て含まれています。
必須アミノ酸は体内では作られないため食事から摂取する必要がありますが、コオロギが使われた食品を摂取することで、バランスよく補うことができます。
「オメガ3」「オメガ6」が 豊富!
コオロギは繁殖力が高い昆虫で、徳島大学の研究チームの研究では、1,000匹のコオロギが1年後には477兆匹になるという試算があり、一度に産む卵の量も多くすぐに成虫になるので、短期間での大量生産が可能です。
そして、「蚕=桑の葉」のように特定の餌を必要としないためエサの選択肢が広く、育てやすい特徴があります。またその雑食性から人が捨ててしまった食品を食べてくれるので、食品ロスの問題に貢献する可能性もある。
最近では高密度飼育の技術が確立され、効率的に大量飼育ができるようになった。
季節を問わず通年生産することもできるので安定的な供給が可能となり、地球を救う食材として、食料問題の解決に寄与することが期待されている。
食用コオロギて、どんな味がするの !
多くの人がコオロギフードに対して「どんな味がするの?」という疑問を抱きます。
実際に、コオロギパウダーを使用したせんべいを知らずに食べた人からは、「エビせんべい」という答えが返ってくるそうです。
コオロギの味はエビに近く、また、雑穀やナッツのような香ばしさも特徴です。
日本に多く分布するコオロギは「エンマコオロギ」ですが、年に1度しか孵化しないので、食用には向きません。
食用に適しているのは、「フタホシコオロギ」と「ヨーロッパイエコオロギ」の2種類です。
フタホシコオロギは、力強いうまみと香ばしさを持ち、ヨーロッパイエコオロギは、繊細で上品な風味を特徴としています。両方とも、独特な臭いなどはほとんどないそうです。
実はコオロギの味は、食べたエサによって変わります。すだちを食べさせると、すだちの香りのするコオロギになることも。
よってコオロギは将来、味比べなどで風味を楽しめる魅力的な食材になり得るとか ?
花の色が珍しいヒガンバナ
「昆虫を食べるなんて考えられない」と思う人もいるかもしれませんね ! しかし昆虫は、東南アジアやアフリカでは、いまでも広く食べられています。日本にもイナゴやハチの幼虫を食べる地域があります。
小生(傘寿)も、小学生の頃にイナゴを焼いて食べた記憶があります。またハチの幼虫も興味本位で食べた事もありますが、どんな味がしたか覚えてないです ?
タイでは、昆虫を食べる習慣があります。
タイでは多種多様 な昆虫調理があります。基本的に姿揚げ、姿焼、姿スープとありのままの姿で調理されています。
屋台で一番ようく見かけるのが「チンリッド」コオロギ料理です 。
ほかには「タカテーン」はバッタ * 「メガチョン」はオケラ * 「メンダー」はタカネ の料理です。
値段がちょっと高いのは「トワマイ」蚕のサナギの料理です。
あまり食したくないのが「メンイーヌーン」はフンコロガシ」料理、その他にサソリやカブトムシなども食べるところもあります。
(写真はネットより)
一番人気は、 ほかの昆虫と比べて値段が高い高級品「ロツドゥアン」は、我の幼虫の料理です。
みんなが口を揃えて「おいしい!」と言いい、タイ人の9割は食べるそうです。
ロッドゥアンは、日本名タケツト蛾(竹虫)の幼虫で、竹の節の中で育ちます。市場に行くとまだ生きている状態で売っていて、家で素揚げにして食べます。サクサクしてスナック菓子みたいで、味が濃厚でとてもおいしとのことです?
昆虫を食べる行為に対しては「ゲテモノ」「気持ち悪い」と思われる方も少なくないと思いますが、しかし「未来の食糧不足」の救世主である「食用昆虫」料理が、近い将来私達の食卓に並ぶようになるかもしれないですね (>_<)
大阪にある「entomo」では、食用の昆虫を販売し、講演会や子ども向けのワークショップを開催して昆虫食の普及に努めている。また、埼玉にある「バグズファーム」というショップでは、世界中の昆虫食品を、ネットを通して販売している。
世界人口が増え続ける中で、食料問題の救世主として期待されるのが「昆虫食」です。はたして、世界の食糧危機を救えるのか??
ハイピスカスの花
「昆虫」ではないですが、フランスで有名な「エスカルゴ」料理、日本で言う「かつむり」を意味しますが、勿論「エスカルゴ」は料理用の「かたつむり」を用いられています。
食用のブルゴーニュ種で、リンゴマイマイ や アフリカマイマイで、そのほとんどが養殖で育てられたものです。
(写真はネットより)
調理方法としては、茹でた後に殻から取り出して内臓を除去し、パセリ、ニンニク・調味料、エスカルゴバターを絡め、再度殻に戻して盛り付けるのが最も一般的です。
日本の「かたつむり」は漢字で「蝸牛」と書き、「でんでんむし」や「マイマイ」と呼ばれ、陸生の巻き貝の通称です。寄生虫などが存在して食用にはなりません。
しろジンジャの花
サボテンも食料危機の救世主?
「食用サボテンは世界の食料危機の大部分を救う答えになり得る」と2017年「国連食糧農業機関(FAO)」声明を出しました。
家などで育てる観賞用のサボテンは食べることができませんが、食べることができるサボテンもあります。それが「ウチワサボテン」です。
(写真はネットより)
食用ウチワ サボテンは、薄くて丸い形が特徴で、メキシコやアフリカ北部などでは、古くから食用のサボテンが栽培され、ステーキや炒め物などとして日常的に食べられています。
サボテンは少ない水で育つうえ保水力が高く、年間降水量が200ミリから300ミリでも育つとされています。 必要とする水分量は小麦などの6分の1です。
いまロシアによるウクライナへの軍事侵攻に伴って、小麦やトウモロコシなどの価格が高騰しています。食料を輸入に頼るアフリカなどでは影響が深刻です。こうした背景もあって、いま食用サボテンの注目度が高まっているそうです。
日本では、「サボテンのまち」として知られている 愛知県春日井市では、注目の食用サボテンが多く生産されています。(^^)/~~~
(画像はネットより)
町の飲食店や洋菓子店では、サボテンを食材とした商品やラーメンやアイスなど斬新なメニューが沢山あります。
凄いのは、春日井市の小学校給食にすでにサボテンを使った料理が出るそうです。
サボテンの栄養価は、
サボテンの研究を進める中部大学応用生物学部の堀部貴紀准教授によると、
「サボテンには、ミネラルやベータカロテン、食物繊維が豊富にあり、また水や栄養をたっぷりためるのが特徴で、人間が食べられて家畜も利用できます」本当にすごい植物と評価は上々です。
そして、「水耕栽培」で亜鉛や鉄分を吸収させ、高い栄養素を持つ高機能食品として展開できないかと研究が進められています。
水耕栽培ができれば、大量生産も可能になり、乾燥や高温に強く、過酷な環境でも育つサボテン、今後の研究が期待されています!
シュウメイギク(秋明菊)は、夏が終わり初秋の風が吹き始めた頃から咲き始めます。コートを羽織りたくなるころの寒くなるまで咲き続けます。花 はコスモスと同じように秋の風にそよぐように咲く姿には風情がありますね (^o^)
コオロギ雑学
日本には、エンマコオロギ、ミツカドコオロギ、オカメコオロギなどいます。 この中でペット用として代表的なのがエンマコオロギです。
● コオロギのオスは鳴きますが、メスは鳴かないです。 またメスの場合お尻の部分に細長い針のような産卵管が付いていて、オスとメスを見分けることができます。
● 大多数のコオロギ(成虫)が生息する時期は8~11月頃ですが、例外でハネナシコオロギと呼ばれる種類はは5月~7月と初夏に出没します。カマドコオロギやネッタイオカメコオロギなどは一年中出没します。
● コオロギの寿命は種類にもよりますが、多くの場合はだいたい1年です。成虫になってからの寿命は1ヶ月半ほどです。
● コオロギは雑食なのでどんな物でも食べますが、特に甘いものが大好物です。植物質の他にも小動物の死骸なども食べ、小さな昆虫を捕食したりお、エサが少ない場合は共喰いをすることも有ります。
山梨県「富士ヶ嶺 おいしいキャンプ場」こんな看板が!
この公式は子供向けの科学図書「Janice VanCleave's Biology For Every Kid: 101 Easy Experiments That Really Work」に掲載されています。
まさか、鳴き声にそんな能力があったとは.、、
コオロギの耳が前足についてる!
前足に耳がついているて、妙な話ですね?
虫眼鏡でコオロギの前足を拡大してみると、関節の付け根あたりに白っぽい膜のようなものがある。それがコオロギの耳です。
理由については諸説ありまが、一説によると、コオロギの体型と生活環境によるものだという。コオロギは地面を這うような低い体型をしているので、耳が足にあるほうが必要な音を拾えて、身を守るためにもちょうどいい場所ですね!
9月30日 中日新聞 朝刊に! 昆虫食工場 I T で進化!
長野県 茅野の「クリケット ホーム」は、 コオロギの養殖と粉末加工を手がける会社で、AI ロボットを導入してエサや水やりなどの作業をほぼ「自動化」と記事が、、
A I ロボットは、千二百平米の工場の棚にコオロギの飼育用の透明ケースごとに、個別にQRコードを割り当て、コオロギの体長を測定し成長の度合いを読みとり、エサの量を自動で調整します。1ケースに1000匹飼育し、飼育日数、エサの量管理はスマートホンでも確認できる。
コオロギはフタホシ コオロギで繁殖の周期が40日と短く、大量生産ができ、年間1600万匹の養殖が可能という。そして粉末に加工して食品・菓子メーカーに納入する。
市場調査では、69.9 %の人が昆虫を食べたことが無いと回答、そのうち約9割の人が「食べたいと思わない」と答えたそうです。 それが問題ですね! (>_<)
9月29日 自宅からみた夕日
最近、コロナ対応が風邪インフルエンザなみに??
新型オミクロン BA・5 ピークアウトは? 政府は社会経済活動を維持しつつ感染対策をしながら「ウイズコロナ」にかじを切る?
外国旅行者受け入れの簡素化、コロナ感染軽症患者の自宅治療待機は、10日から7日に! 濃厚接触者は5日から3日に! そしてマスク着用ならスーパーの買物も可!
コロナ感染の全数把握の簡素化も、9月26日 発生届けが必要な対象者は高年齢者らリスクの高い人に限定 ! 感染者の八割を占めるとされる若い軽症者は不要となる。
驚きです (>_<) 当然、国やマスコミ等の発表数は減小するが、不確定な数字となる !
政府は、これで医療機関の事務負担が軽減が期待されると ? しかし、届けをしなかった若い人が自宅待機中に急変して重症化した時の対応が遅れる。また届けしなかった若い人の感染者が安易に会社や街に出かける可能性が大となる (/_;) 感染が気が付かない人を含め 37%ぐらいの人が往来していると言われています (>_<)
コロナ感染 治療薬は??厚生労働省は九種類を承認したと言うが、軽症患者には何の手当もない?? 高齢者や糖尿病など重症化リスクがある方で軽症者に限定して「ラゲブリオ」を投与、しかし発病から五日以内に投与するタイミングが重要で、妊婦には投与出来ない! しかも入院しないと投与されない (>_<)
名古屋耳鼻咽喉科医院(9/15 時点): 患者468人の内、処方したのは64人 、なぜか コロナ治療薬は、風邪薬、せき止め、解熱剤 のみ ?
名古屋掖剤会病院では、入院患者 約200人に点滴薬「ベクルリー」を投与、軽症から重症まで幅広く使えるが入院が必要です。
厚生省「ラゲブリオ」160万人 「バキロビット」200万人分確保したが、投与したのは(9/5 時点)「ラゲブリオ」58万人 「バキロビット」は4万人のみ使用 ?
なぜこんなに少数なの ?? 高価だから? 薬の副作用などの恐れ? 保証の恐れ?
「ラゲブリオ」は、新型コロナウイルス感染症に対する国内初の経口抗ウイルス剤として、昨年12月24日に特例承認されています。
「ラゲブリオ」薬価は、200mg1カプセル2357.80円(1日薬価:1万8862.40円)
厚生省は、安全で即応性がある薬がない! 今後の開発が期待される!とも ??
最終段階の臨床試験で主要評価項目を、具体的に軽症・中症等の患者1821例を対象に日本、韓国、ベトナムで実証オミクロン株に特徴的な五つの症状が消えるまでの期間を短縮する効果を確認が出来たと発表。厚生労働省は今後データーを分析して承認の可否を検討する。(7月に前回のデーターが緊急承認の判断を見送った経過が!)
8月5日に、愛知県はオミクロン BA・5 対策強化宣言が出されたが、9月30日をもって 解除された。 まだまだ感染者が多いのに、何にをそんなに急ぐのか?
10月1日 UP