「四季」 折々に思いつくまま!

いつも元気で、笑顔で、楽しい 「好々爺」です <ASC23期生>

我が家の赤い実が、色ずいた! 12月です!

今年も残すところひと月になりました。この時期わが家の庭には、万両、千両、十両、そして南天の実が色づきはじめす。 この間まで青々していた小さな実が、すこしずつお正月を迎えるのが待ちどうしいように色ずいてくる。よく見ると日当たりの良いとこから赤みが帯びてきます。この時期寒さも同じように、一気でなく毎日少しづつ変化してきますね。お正月には実も余すことなく色づいて、楽しませてくれます。

万両(ヤブタテバナ)は、日本では江戸時代から栽培され、お正月の縁起物として親しまれてきました。※ 名前の由来:同属の千両よりよりも美しいという意味から!

             万  両

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千両は江戸時代までは、仙寥花(センリョウ)と呼ばれていた。

十両 別名 やぶこうじ ・山橘(やまたちばな)と呼ばれる。

我が家にはないが、百両、一両も有ります。

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万葉集に、大伴家持の和歌に、

「吾が屋前の 花橘の いつしかも珠に貫くべく その実成りなむ」(花橘:千両)

「この雪の 消残る時に いざ行かな 山橘の実の照るも見む」(山橘:十両

それぞれ実の付け方が違い、万両の実は垂れ下がるように、千両は上部に実をつけます。十両は木そのものが小さい。

中国名の「百両金」(カラタチバナ)よりも縁起のよい木として千両が登場し、さらに千両より万両が登場したのは、それを売ろうとした人がいたに他ならないと思が?  最近日本で、ハロウイン(収穫祭)を祝い仮装した若者が増えていますが、どの時代も商売と密接に関係しているように思えますが ??

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南天も色づきます。昔から「難を転ずる」と言われ庭に植えると良いとされている。

「難を転じて福となす」 お正月によく飾られる縁起物の植物です。中国では「南天燭」や「南天竹」といわれていますが、欧米にはないそうです。

江戸時代の百科辞典「和漢三才図絵」に「南天を庭に植えれば火災を避けられる」と書かれていて、江戸時代にはどこの家にも「南天」があったとか!

今でも、慶事ごとに欠かせない、お赤飯には「南天」の葉が添えてあります。現物がないものは、南天の絵など印刷され添えてありますネ!

南天の葉には、ナニジンという成分が含まれていて、殺菌効果があり赤飯が腐敗するの防ぐやくめをしています。まさに「難を転じて福となす」ですネ!

※ 実を乾燥させたものには、「せき」止めの効能が有ります。

※ 無病息災を願う、「南天の箸」も売られています。

※ 難を転じる事から、家の鬼門に植えられます。殺菌効果があり、便所の近くにも!

南天はエライ! 先人の知恵には驚嘆するばかり (^O^)/

千両役者:江戸時代の歌舞伎役者は1年ごとに劇場と専属契約をし、その年俸が千両に達するほど人気役者のことを言う。(一年の給金を千両も取る役者の意)

千両と言えば、今のお金に換算すると、1億2800万円 (^O^)/

初代市川団十郎は元禄6年(1693年)に250両、3年後の元禄9年には320両で、最高の時でも800両だったそうです。実際には千両も稼ぐ大物役者のことを言ったよですネ!

反対に大根役者とは、大根は白いので玄人(くろと)に対する素人(しろと)の白にかけたとか? 大根はいくら食べても当たらないことから、役を取っても当たりをとれない役者との意味からと! (@_@;)

                               2017.12.1. 記

 

 

 

 

11月です! November 霜月

ドイツにはビール、フランスにはワイン、イギリスにはスコチと、またメキシコにはテキラーと、、、、世界各国にはそれぞれのお酒があります。

日本には、美味しい日本酒があります。燗でよし、冷でよしと世界でも珍しいお酒で、四季折々さまざまな楽しみ方が有ります。日本独特な気候風土と水と米の恵みを得て、季節の移ろいとともに智恵の結晶が育ち美味しい日本酒が生まれます。

「冬」から本格的な酒造りが始まります。日本酒は低温でおいしい水、おいしい米、麹を仕込んで醪(もろみ)を造り、1ヶ月ほど発酵、熟成させます。そして厳しい寒さにより美味しい酒が生まれます。

「春」の足音が聞こえる頃、発酵した醪を酒袋にいれ酒を絞ります。力を加えずにしたたり落ちてきた最初のものを荒走り、次に垂れてくるものを「中取り」、その後絞ったものを「押切り」と言います。蔵元によって荒走りや中取りを瓶詰めしたりして出荷するのも様々です。 多くは味が馴染む秋まで蔵の中で眠ります。

「夏」新緑の頃、貯蔵している酒の熟成具合をみるために「呑み切り」が行われます。樽の呑口を開けることからその名前がつきました。「呑切り」は品質を分析して酒の出来具合を把握し、出荷時を決める大事なな行事です。

「秋」暑さもゆるみ秋の気配が感じられる頃、「冷おろし」が出回ります。通常、瓶詰めのときは火入れをするが「冷おとし」は火入れをせず冷たいまま卸すことから、この名前が付きました。この時期円熟し、調和のとれたまろやかな日本酒が、どこの蔵でも出荷を迎え次々と出荷されます。

この時期、新しい酒米が収穫され新しい酒になるのを待っています。

「日本酒には、原料になる米の精米度や醸造のしかたにより種類が違います。

吟醸酒・・・雑味の原因とになる米の表面を40%以上削り精米歩合60%以下) 低温でゆっくり発酵させ「吟醸造り」で醸造すことで、細やかな味わいの酒となる。

純米吟醸酒・・吟醸酒の中で、醸造アルコールを一切つかわないもの。

大吟醸酒・・・精米歩合50%以下醸造する。

純米大吟醸酒>・・・大吟醸酒の中で、醸造アルコールを一切つかわないもの。

純米酒 精米歩合70%以下> 文字通り米だけで造られ、醸造アルコールなどは一切添加しない。 一般的に地元の米と水、そして蔵で育て上げた酵母だけで作り上げ、素朴で酒本来の味が楽しめる。

本醸造酒 精米歩合70%以下> 個性が強すぎず料理のじゃまをしない。デイリータイプの代表。 吟醸酒クラスの香りや味わいを持ったものもあり、好みのタイプを見つける楽ししさも!

◆生酒 日本酒は貯蔵する前と瓶詰めする前の2回火入れ(加熱処理)を行うが、この火いれをしないもで、フレッシュな味わいが堪能できる。

◇生貯蔵酒 1回目の火入れをしない酒

◇生詰め酒 2回目の火入れをしない酒

◆古酒 熟成年度(毎年7月~翌年6月まで)を過ぎた酒はすべて「古酒」と呼ばれれ、1年古酒から数十年まである。 低温の冷暗所で長期熟成させ、琥珀色を帯びた酒となり、強い個性がある。

にごり酒 お酒が出来あがる直前(発熟完了の直前)のものを荒ごししたもの。白く濁った独特の舌触りと、のど越しがある。

酒の美味しい温度 冬は暖かい部屋で冷酒も乙なものですが、寒い時期にはやはり燗がいいですね。また夏の暑気払いといえば昔は冷酒とされていました。暑い日はビールもいいですが、何といってもキリッと冷えた生酒がいいですね!

では、その温度によって呼び名があるのをご存じですか?

◆燗の呼びかたとして、

◇日向燗(ひなたかん)30℃前後

◇人肌燗(ひとはだかん)35℃前後

◇ぬる燗(ぬるかん)40℃前後

◇上燗(じょうかん)45℃前後

◇熱燗(あつかん)50℃前後

◇飛びきり燗(とびきりかん)55℃以上

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◆冷の呼びかたとして、

◇冷や(ひや)常温

◇涼冷え(すずひえ)15℃前後

◇花冷え(はなひえ)10℃前後

◇雪冷え(ゆきひえ)5℃前後

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銘柄や種類によっておすすめも色々あり、呑むときの温度でも味わいが広まり、   日本酒の楽しみかたがいく通りもありますね!

今晩あたり人肌燗でいかがですか !

日本酒の賞味期限は、?

日本酒の瓶(ラベル)に記載されている製造年月日は、通常お酒を瓶ずめした日であって、賞味期限ではありません。

日本酒は非常に光に弱く、太陽光の下に30分置いただけで茶色くなって劣化臭がします。蛍光灯や殺菌灯にも影響します。家庭で保存する場合には、新聞紙で包んだりUVカツトの袋に入れ保管することです。

冷蔵庫等の温度変化の無い冷暗所で保管状態さえしっかりしてやれば、10年以上も保管し熟成させて楽しむことが出来ます。 しかし製造当初の色、香り、味とは異なり個性的な味に変化し、好き嫌いがはっきり分かれますので、注意! 

そこで一言 !

一度開栓したら早く召し上がるのが最高に美味しく呑めます ヽ(^o^)丿

賞味期限より大事なのは保管方法です。基本的には一年以内に召し上がるのが良い!

                               記 11/1

 

 

   

10月です! 「神無月」・ 神様が集まる出雲の国では「神在月」

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                <半田:矢勝川堤 1.5Km 三百本の彼岸花 絶景> 

道の返の 壱師(いちし)の いちしろく 人皆知りぬ 我(あ)が恋妻は     詠み人: 柿本人麻呂 とも 作者不明?

道のほとりの壱師(彼岸花)は、すぐ目に付きまさが、私の恋しい妻のことも、とうとう世間の人々に知られてしまった 恥ずかしいけれども嬉しい、しかし困ったなぁ! 

◇いちしろくとは、著しくはっきり ◇「壱師の花」には諸説有り、最も有力なのが「彼岸花」(彼岸花をイチジバナと呼ぶ地方があるそうです)

◇「万葉集」には、約4,500首の和歌がありますが、「壱師花」が登場するのは、この一首のみです (^O^)/

 

茜差す、近くの田んぼを眺めるたびに、稲穂も変えている。鮮やかな緑が刻一刻と、あでやかな黄金に染まりゆく、この国の四季折々の風景に素晴らしい自然の不思議を感じますね。 目にうつるすべての命に、どれ一つ同じ色はない。

 柿右衛門の赤、織部の緑、北斎の青、フジタの白の漆の黒、まだ世界を魅了し続ける。ところが、最も色彩豊かな時代は天平から平安時代だと言われている。

草木染には、四百もの色の名前があっり、命へと紡ぐ色に敬意が寄せられますね!

 

秋空に現れるのがいわし雲 高度5~13Kmぐらいの上空に出来る上層雲で、小さな斑点や波紋を見せる美しい雲のことです。この雲が出るとイワシが大漁になると言い伝えられているようです。秋以外にも見られますが、秋によく見られることから秋の季語になってる。

10/1から赤い羽根協同募金が始まります。昭和22年に市民主体で「国民たすけあい運動」としてスタート、翌年から寄付をすると赤い羽根を渡すようになり「赤い羽根募金」「赤い羽根協同募金」と呼ばれるようになった。

10月13日は、さつまいもの日 江戸から十三里離れた川越のさつまいもが美味しいことから、サツマイモには「十三里:じゅうさんり」という異名が有ります。「栗よりうまい 十三里 = 九里(くり)四里(より)うまい十三里」(9+4=13)このことから、10月13日が「さつまいもの記念日」として定められた。

他に、10/2 豆腐の日 10(とお)2(ふ)から  ・ 10/4 鰯の日 1(い)0(わ)4(し)から・10/10 銭湯の日 1010(千十=せんと)から・  10/10 目の愛護デー  人の眉毛と目に見えるから、どれも語呂合せから (?_?) 

10月は、いろんな日が「いっぱい」です。 ヽ(^o^)丿

 

 俳人正岡子規は、生涯20万以上の俳句を詠んだそうです。その中で最もよく知られている句の一つに、

   柿くえば 鐘が鳴るなり 法隆寺 

正岡子規は、無類の柿が好きだったそうです。親友の夏目漱石は、小説「三四郎」のなかで「ある時大きな樽柿を16個食ったことがある」と書いています。20万以上ある句のなかで代表作が「柿」にまつわるものなんて、彼にとっても本望ではないでしょうか、あぁーあ、無性に柿が食べたくなりなましたね (>_<)

 

万葉の昔から、秋の長雨は憂鬱(ゆううつ)だったらしく、大伴家持の歌に、

雨隠(あまごも)り 心いぶせみ 出でみれば

春日の山は 色づけにけり

長雨に閉じ込められて心が晴れるので外にでてみると、山はもう色づいていた

九月中旬から記録的日照り不足で、少ないところでは平年の四分の一ほどいかないと気象庁は伝えている。 庶民は農作物は大丈夫か気になる! (>_<) 

                                 記 10/1

                           

秋がきた!

「食欲の秋」「読者の秋」「スポーツの秋」に、ウオーキング、登山、旅行と出会の機会もありいろんな楽しいみが多い季節ですね !

ひぐらしは 時と鳴けども 恋しくにたわやめ 我は定まらず泣く

蜩(ひぐらし)を漢和辞典で調べると「蟬(せみ)なり」と、同じ時期に鳴いていても歳時記によると「蜩」は夏季語で「蟬」は秋の季語 (?_?) 万葉集にセミを詠んだ歌は十首あり、うち九首は蜩(ひぐらし)が詠われている。

 小倉百人一首に、六歌仙の一人で、平安時代きっての色男、伊勢物語の主人公とされ「昔男ありけり」と謳われた稀代のプレイボーイ、在原業平の歌に!

     千早ぶる 神代も聞かず竜田川 

                              からくれないに  水くくるとは

さまざまな不思議なことが起こっていたという神代の昔でさえも、こんなことは聞いたことがない、竜田川(一面に紅葉が浮いて)真っ赤な紅色に、水をしぼり染めにしているとは。 <千早(ちはや)ぶるとは、「神」にかかる枕詞>

竜田川は、奈良県生駒郡斑鳩町竜田にある竜田山のほとりを流れる川です。付近は紅葉の名所で、法隆寺など近くの「斑鳩の里」を散策しながら竜田川の流れを偲ぶことが出来ます ヽ(^o^)丿

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古典落語「千早振る 神代も聞かず、、、」について、横町のご隠居が知ったかぶりで解釈する話です。「千早振る神代も聞かず竜田川」とは、竜田川とゆう関取が吉原に遊びに行ったが、ナンバーワンの「千早おいらん」に振られ、妹分の「神代おいらん」に声をかけたが、これにも聞いてもらえない。

落胆した竜田川は故郷に帰り、稼業の豆腐屋をついで励む。何年かのち門口にみすぼらし女が立ち、腹がすいているのだろう。「おからで何んでも恵んで下い」竜田川がよく見ると、昔自分を袖にした女「千早おいらん」のなれの果てではないか。昔日の悔しさが込み上げて来て「お前なんかにおからだってやるものか」と断る。 すると女は昔、吉原でナンバーワンだった私が、こんな田舎の豆腐屋に馬鹿にされるのかと、おおいに悲観して近くの井戸にドブン。当然水をくぐるだろう。かくて「からくれないに水くくる」であり、最後の「とは」は千早の本名だったと、おちがつく (?_?)

                                                                                                                               記  9/15

 

9月になりました! 長月:夜が長くなる月です

秋はいつから (?_?)  暦の上では、8月7日 立秋「秋に入る日」こんな頃は高校野球が始まり、暑さもピークを迎え秋はまだまだ?? そして立秋以前に出すのが「暑中見舞い」立秋以後に出すのを「残暑見舞い」 (@_@;) でもまだまだ秋には程遠い時期ですが、いつまでも続くと思っていた暑さが一段落し、夏の入道雲が 9月ともなれば秋の空に多く見られるいわし雲やうろこ雲が多く見られ、空から少しずつ秋が感じられるのが9月 ヽ(^o^)丿

秋来ぬと目にはさやかに見えねども、

           風の音にぞ驚かされて知る 

季節が変わる瞬間をとられることは難しい 秋はしらないうちに感じてしまうもの! 

秋の到来です。長い秋の夜長を読書をなどして一人楽しむのもいいですね! しかし 一人寝は寂しい (>_<) そんな一首が!

あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の 長々し夜を 

ひとりかも寝む     百人一首 柿本人麻呂

山鳥の尾の、長く長く垂れ下がった尾っぽのように長い夜を(想い人にも逢えないで)独りさびしく寝ることだろうか、(あしびき:山鳥にかかる枕詞)

もう一首、これもせつない、寂しい!

「誰そ彼と我をな問ひ その長月の露に濡れつつ 

  君待つ我を」 万葉集 作者不明

あれは誰かと私のことを問わないでください 長月の夜の露に濡れながら いとしい人を待っている私のことを (>_<) 

9月9日は五節句のうち、9という最も縁起の良い数字が重なるので「重陽:じゅうよう」の節句として古来、「菊の節句」とも言います。菊の花を浮かべて酒を飲む風習は、平安時代の「重陽の儀」にさかのぼるという。燗酒を飲み始める日と江戸時代の「三養雑記」に記載されている。

浅草の浅草寺では、不老長寿を願って菊酒がふるまわれる「菊供養」が行われる 

秋の七草は、万葉歌人 山上憶良が詠んだ「 萩・尾花(ススキ)・葛(くず)・撫子(なでしこ)・女郎花(おみなえし)・藤袴(ふじばかま)・朝顔 朝顔の代わりに「桔梗:ききょう」を入れることもあります。   

俳句では「朝顔」は秋の季語です。ほかにも「台風」「流れ星」も秋の季語です。         秋の七草を「おきなわすくう:沖縄救う」と頭文字を組み換えて覚えるそうです

特に「撫子」の花は、日本女性の慎ましく控え目で、清らかで凛として美しい「撫でるように愛しい子(女性)」との意味から「撫し子」と女性の美称でもありますね  (^^♪

ロンドン五輪で大活躍した女子サッカーなでしこジャパン」弱く控え目な日本女性、外国選手との体格差は子供と大人! でも大活躍「大和撫子」素晴らしい ヽ(^o^)丿

                              記  9/1 Mari

 

8月15日 今日はお盆! 終戦の日! 

風が吹く 佛来給ふ けはひあり  虚子

お盆とは、祖先の霊を祀る日本古来の仏教で言う盂蘭盆(うらぼん)、13日には迎え火を焚き、祖先の霊を供養し16日には送り火を焚き祖先を偲ぶ一連の行事ですね!

七月十五夜 月あかりけるに 船岡まかりて いかでわれ今宵の月を 身にそえて

死出の山路の 人を照らさん      西行山家集」 巻中

 船岡とは、京都市北区にある舟の形に隆起した山で、西行が生きた時代は、保元の乱で敗れた源為義とその一族がこの地で処刑され、葬送る地としても名高く今でもパワースポットとして知られている。また船岡山からは平安京を一望ができ、五山の送り火の際は大文字を臨む絶好の見物場所でもあるそうです。

 

昭和20年8月15日は終戦記念日」でなく、正式には「戦没者を追悼し平和を祈念する日」で「記念」という言葉には違和感がありますね! 韓国では「光復節」、北朝鮮は「祖国開放記念日」といずれも祝う日としています。

いつぽう、日本と戦火を交えた連合国の殆どは、東京湾内の米艦船ミズーリ号上で日本政府及び軍代表として外務大臣 重光葵が降伏文章 Instrument of Surrender に署名した日で1945年 9月2日をもって「対日戦争勝利日」としている。

ながらえて 甲斐ある命 今日はしも しこの御楯と 我なりました 

願わくば 御国の末の 栄え行き わが名さげすむ 人の多きを  

この二首は、重光葵 (しげみつ  まもる)が当日の朝、国内の過激分子から命を奪われる可能性もあるなかで、決意を示す短歌! ◆しこ:役立たず の 意味で使われる 

 

昭和20年8月14日 起きた「宮城事件」、ポツダム受託に抗議した一部の陸軍省幕僚と近衛師団参謀が企てたクーデター未遂事件で、玉音が収められた玉音盤をめぐる事件のこで、1967年東宝・2015年松竹が映画「日本のいちばん長い日」が製作される。京都出身の青年将校(畑中健ニ少佐)が、8月15日 玉音放送が始まる1時間前にクデターが失敗に終わったこと悟り、宮城前の芝生で自決する。

畑中健ニ 辞世  今はただ 思い残すなかりけり 明運去りし 御世となりなば

純朴で物静かな文学青年であったそうです。これも戦争と言う忌まわしい出来事が  33才の命を奪ったとしか思わずにいられない (>_<)

 

1985年8月12日 32年前、航空機史上世界最悪、520名の犠牲を出した「日本航空123便墜落事故」が起こり、今年も墜落現場では慰霊行事が行われた。

 御巣鷹は 尾根の名にして 山の名は

 地図上に 消息不明の 破線引く

 五百余の 命かき消し その山の

黒沢丈夫 上野村村長により、墜落地点は御巣鷹山でなく「御巣鷹の尾根」と命名された。                              

                                 記 8/15

八月です* August

鬼灯・酸漿・Wikipedis : ほおずきと読みます (^O^)/  

ナス科ホウズキ属の多年草でカガチ・ヌカズキとも言う。 原産地は東南アジアで、近縁種が南欧やアメリカ大陸など温帯に自生している。主に鑑賞用や食用として栽培されているが、野生のものもあります。

お盆が来ると、お墓にホウズキを供えお参りします! ホウズキは鬼灯とも書くように盆花だけでなく、仏壇を飾る赤い提灯という特別の意味を持つて供えられます。

精霊が迎え火や提灯の火を頼りに集まると言われ、ホウズキを提灯にみたててご先祖様が迷わないように、盆棚(精霊棚)に飾る 。 出番を待つ我が家のホオズキたち (^^♪

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鬼灯:ほうずきは「古事記」にも「赤輝血・アカカガチ」と記載がり、ヤマタノオロチの目の赤さを表す例えとして用いられているそうです。平安時代には「本草和名」とゆう日本で最も古い薬物辞典にも「酸漿・さんしょう」と言う名前で記載が有り、薬草として使われ咳止め・ひえ性の改善・利尿作用・解熱など効果があるとされています

鬼灯には食用になるものと鑑賞用となるものが有り、私たちに馴染みがあるのは観賞用の鬼灯で実には毒性もあり刺激が強く苦いから注意。食用の鬼灯の実は酸味のある甘さが特徴で主にヨーロッパ地方で親しまれています。日本では東北地方などで特産物でビタミンAや鉄分含まれ「ストロベリートマト」とも呼ばれジャムやサラダとして親しまれているそうです (@_@;)

花言葉は、誤魔化し・ 偽り ・・・・ 花よりも、提灯のように見えるオレンジ色の萼(がく)のなかに、赤い実があります。この実が見かけが大きく、皮と種だけで中身がないことに由来か、 (>_<)

東京の浅草寺で開かれる「ほおずき市」は江戸時代から続いており、境内では120軒のホオズキの露店で賑わいます(毎年7月9~10日)

 鬼灯は 実も葉もからも 紅葉かな  松尾芭蕉

 

 7/26 カレジ 1班 の仲間と  キリンビール工場を見学! 最高に美味しいビールを試飲 !ビール党の皆さん、今日が有るのも、先人に感謝しなくては  (?_?)

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日本にビールが伝わったのは徳川吉宗の時代らしい? オランダ語通訳が残した「和蘭問答」に 「麦酒給見申候処 殊外悪敷物にて、何のあぢはいも無御座候、名はヒーイルと候」と記されている。

つまり、文献に残る最初の日本人のビール体験談は「まったくうまくない」と当時の人たちが口に合わないのを我慢して挑戦を続けてくれたおかげで、いま美味しいビールが飲め感謝 ! ヽ(^o^)丿 

サラリ-マン川柳に

<本物の  ビール買ったら 妻激怒 >  

 夏本番いよいよビールの季節 ヽ(^o^)丿 

幕末の革命児 坂本龍馬が貿易会社・海援隊を立ち上げたのは32才、最初の船出で紀州和歌山藩の蒸気船・明光丸に衝突、命は助かったものの乗っていたいろは丸は沈没してしまう。相手は江戸幕府徳川御三家、天下の紀州藩に決然と立ち向い世界のルールブック「万国公法」を盾に1カ月後、賠償金 8万3526両198文を海援隊に支払うことで決着する。この賠償金はその後岩崎弥太郎が引き継ぎ三菱グループが生まれ、「キリンビール」が誕生する。  キリンビールの商標(デザイン)は、頭が「龍」で足が「馬」 つまり「龍馬」 キリン !

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   人生、深刻になったら負けぜよ! 最後は骨になるだけぜよ!

   人生 5万年じゃないぜよ! たかが数十年ぜよ!

   人生、最後の日から見たら、すべての悩みなど懐かしい思い出ぜよ!

   じゃあ、一度の人生に龍馬(キリン)に乾杯ぜよ!  (^O^)/

                             Marui   8/1