「四季」 折々に思いつくまま!

いつも元気で、笑顔で、楽しい 「好々爺」です <ASC23期生>

芽吹く春! 3月

春です「桜」の開花するのが心待ちですね! (^^♪

「さくら」`さ` 字は、田の神さまを意味し、`くら` は座(くら)、田の神さまの座するところ。 桜は古来、神の依り代だったという。 桜は、田の神が下りてくる木なのです。

昔から日本には神さまと共に食事をとる「共食」の習わしがあり、そのため、人々は神の依代である桜が開花すると、農作業の始まりを知り、木の下で豊作を祈り、ご酒を飲み歌ったりして士気を高め、団結を図ったそうです。だから「桜」は神聖な木であり、花見の主人(あるじ)は身を清め、賓客(まろうど)をお迎えする習わしがどの地方にも守られています。ゆかしき日本の心ですね! (^^)/~~~

賓客(まろうど)とは、古代祭祀(さいし)に来臨する聖なる者、饗宴の主客を「まれびと・尊者」といい、応待者を「あるじ」という。

古来、日本に稲作が栽培されるようになったのは2000年ほどまえからと言われている。農村の人々は春の初めに田の神様に豊作を祈願し、秋には収穫に感謝する行事を大切に守られてきました。

◆「アエノコト」と言う、奥能登の冬の伝統行事があります。「アエ」と饗宴、「コト」は祭礼のことで、裃(かみしも)に威儀をただて厳かに、田の神さまをお迎えし、お風呂と酒食でおもてなしをします。そして、収穫に感謝して、豊作を祈願します。

◆東京のような大都市(板橋区)にも豊作を祈る素朴な祭りがあります。神事「徳丸の田遊び」と言われ、一辺3m四隅に竹笹を立てしめ縄を張りめぐらして、その中で唄いながら種まき、田植え、稲刈りのまねをして田遊びを2時間に凝縮して行われます。

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 東京板橋区「徳丸の田遊び」国指定 重要無形民俗文化財   <ネットより>

世界遺産に指定された白川村の「合掌づくり」の里にも、有名な「どぶろく祭り」があります。農家の人々は秋の収穫を感謝し特別に国の許可を得て「どぶろく」をつくり、笛太鼓の調べと獅子舞が村中の家々を清めて回ります。夕方、神社境内では郷土芸能が行われ、「どぶろく」を氏神様に供えた後、皆さんに振まはれます。

◆桜の花は、春の暖かさだけで咲くわけでない。つぼみは前年の夏に生まれ、秋の夜長を感じて冬に備える休眠芽となる。その休眠芽を目覚めさせるのは、春の訪れでなく、真冬の寒さである。この現象を「春化」と呼び、いい春を迎えるために、厳しい寒さをくぐり抜けなければならない。

◆温暖な九州や四国では、時には本州より開花が遅れるのはそのためだそうです。つまり、厳しい寒さにさらされてこそ、春に桜は咲きます。       

◆今季は記録的な暖冬で、2月10日にようやく東海地方に初雪!「春化」がようやく来たようだ! これで、桜も目覚め素敵な花を付けてくれるでしょう (^^♪  名古屋では、百十九年ぶりに観測史上最も遅い初雪の記録(1901年)を更新したとのこと。  雪不足に悩むスキー場にはうれしい雪が降ったところもあり、ひと安心!  でも暖冬!

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プリムローズ <サクラソウ科・和名:イチゲサクラソウ・イチゲコザクラ>   「スコットランドの春を告げる花」といわれ、花言葉は「青春の恋」

現在でこそ花見といえば「桜」を思い浮かべますが、中国文化の影響が強かった奈良時代頃までは、花見と言えば「梅」の花であったようです。

そのあかしに、『万葉集』に詠まれている「梅」の歌は、約120首もあり、それに比べて「桜」40首ほどです。梅の人気があったことがわかりますネ!

しかし平安時代になると、日本独自の文化が芽生え始めて、花は梅から桜が好まれるようになった。その理由としては、日本人独自の風流、感性が、ぱっと咲き誇った花が、風とともに散る花びらを愛でることが、生命の尊さ、もののあはれさ、いさぎよさが相重なり日本人に好まれたようです。

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沈丁花ジンチョウゲ)原産地は中国北部で日本には室町時代頃には栽培されていた。木全体に毒を持っていて、樹液に触れると皮膚炎や水疱ができるので要注意です。(/_;)花は香り高く三大香木と言われ、春の沈丁花・夏の梔子(くちなし)・秋の金木犀(きんもくせい)です。  

日本最初の花見とされているのは、嵯峨天皇弘仁3年(812)に「花宴の節」を催したという記録が「日本後紀」に記述があります。紫式部の「源氏物語」にも宮中での華やかな花見の様子が記されている。

鎌倉時代から室町時代になると、貴族の楽しみから、一部の武士の間でも桜見が広がり始まった。吉田兼好が執筆したとされる「徒然草」に、武士たちが酒を飲みながら大騒ぎをする様子が描写されています。貴族の上品な花見とは対照的な楽しみかたがうかがえます。

◆桜見が広く一般の武士の間に普及したのは、安土桃山時代だと言われています。豪華絢爛を好んだ豊臣秀吉は桜の花を愛し、贅を尽くした「吉野山の花見」を大名以下5000人を集めた大規模な花見を行っています。 

◆そして、豊臣秀吉が晩年に醍醐寺三宝院で花見の宴を催したのはよく知られています。700本もの桜を植樹し、諸大名からその奥方、女中衆まで招待客は1300人を数えたそうです。その5ヶ月後の8月、秀吉は病により生涯を終えています。

我が国のあるじ(首相)が、新宿御苑で「桜を見る会」を開催、招待客は一万八千余人、予算は五千二百万円! 贅(税)を尽くす盛大なもの?? 無論、あるじのポケットマネーではない! 秀吉もあの世で腰を抜かしていょう  (>_<) それにしても、七十年近く続いた公的行事を鶴の一声で中止とは、私物化も甚だしい!!

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 「合格祈願の花」で人気のクリスマスローズが満開です。例年この時期になると、何年もかけて育てたつぼみ「受験生」が晴れて、開花の春「桜咲く」の便りが来ることを!心から願う次第いです。 (^^)/

江戸っ子が愛した桜の名所!

花見が庶民にも広がったのは、徳川家康江戸幕府を開き江戸城や城下町に大規模な桜を植樹し、家臣を引き連れて花見を楽しんだ。 三代将軍家光は上野(寛永寺)などに、八代将軍吉宗飛鳥山(王子)や隅田川向島)沿いに桜を植樹をしたことから、庶民の花見が大イベントとして定着したとされる。 

 一夜にして桜の名所になる吉原遊郭 (@_@)

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  春だけ現われる 吉原の桜 <国立国会図書館蔵 ネットより>

吉原のメインストリート仲の町に、桜が開花する時期にだけ他所から桜の木を植えたそうです。時期が過ぎると抜いてしまうそうです。豪華ですがいかにも虚構の町、賑わいを誇っただろうが、何か物悲しいく桜の花が散るがごとく寂しく思いますネ!

春の訪れとともに、桜の開花を心待ちに胸が弾むのは、今も昔も変わらないよですネ!

◆ 新聞、テレビも新型コロナウイルス 肺炎感染拡大のニュースばかり、何時になったら終息するのか? 心配だ!  (>_<)  突然の小中高の休校! 各種のイベント中止、プロ野球オープン戦は無観客! 東京2020オリンピック開催が心配だ! (>_<)

東京2020オリンピック 聖火リレーが、3月26日福島県をスタートし、愛知県を4月6日~7日に駆け抜ける予定です。

一宮市:4月6日 稲荷公園前(2:38)スタート ⇒  九品地公園(3:10)ゴール予定

ミニセレブレーション:宮前三八市広場(2:10)開催 

※  聖火トーチはどうなるの? 走り終わったランナーに7万円程度で売るとのこと、ユニホームは走者に無償でプレゼントです。 

                            記 3/1  Marui