「四季」 折々に思いつくまま!

いつも元気で、笑顔で、楽しい 「好々爺」です <ASC23期生>

冬至とは (?_?)

今年の冬至は、12月22日13時48分、一年で昼が最も短かい日で、また太陽が一番南に位置し日本付近では一番太陽が低高度になる日です。

中国や日本では、冬至は太陽の力が一番弱まった日であり、この日を境に再び力が    よみがえってくることから、「陰」が極まり再び「陽」にかえる日との意「一陽来復(いちようらいふく)すなわち、冬至を境に運が向いてくると言われています。では、どうして「気運」を上げるの??

 冬至には「ん」のつくものを食べると「運」が呼び込めると言われています。         「れんこん」「だいこん」「にんじん」「きんかん」「ぎんなん」「きんかん」   「かんてん」「うどん」、、、

あれ、れ、、「かぼちゃ」は?? 子供のころ親から冬至には「かぼちゃ」を食べて元気にならないと、、、よく言われたのになぜ「かぼちゃ」が無いのかな??

「かぼちゃ」には「ん」が付いてない? かぼちゃは漢字で書くと「南瓜」と書きます、すなわち「なんきん」とも読み 「ん」が二つも付いています (^O^)/

 ほかにも、冬至粥「小豆粥」食すると気運アップ!  小豆の赤い色が災除け疫病にかからないになると言われています。

冬至風呂「柚子湯」も?冬至=湯治」と「柚子=融通」をかけた語呂合せで「融通が効くように」という縁起かつぎの意味・何事もうまくゆく!

1838年(天保9年)の「東都歳時記」によれば琉行し始めたのは江戸の銭湯からであると記されている。

今年はあまりよくなかったな!と言う方は、冬至に「柚子湯」に入って、邪気を払って気運を上げて下さい。(^O^)/

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 冬至前後の何カ月かは、伊勢神宮 内宮の宇治橋の大鳥居から日の出が見ることが出来ます。人気のパワースポット (^^♪

                               12/13 丸井

 

師走 ! 陰暦の12月です!

今年も残すところ僅かとなりました。この一年間如何でしたか? 旧暦で12月は師走と呼び、誰もが年の瀬を迎え何かと忙しく慌ただしくなる時期で、師僧も走る多忙な月と言われます。

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 ところうで「師走」て、どんな意味があるのかな?「師走」は『「しわす』『しはす』と詠み、語源は諸説あるようで、正確な言語は未詳です。

その一、師(僧)が走る。日本には昔から年末になるとお坊さんに自宅まで来てもらいお経を唱えてもらう風習あり、そのため年末はお坊さん(僧)はあちこちから依頼があり大忙しになり、その様子から「師(僧)が走る」から「師走」となった説     <平安末期の「色葉字類抄」(いろはじるいしょう)に「しはす」の注として説明されている>

その二、日本書記や万葉集などの書物に一二月(十有二月)を「しわす」と呼んでいたと記述が残っていて、これががやがて「師走」となった説

万葉集「しわすには あわ雪ふると知らぬかも 梅の花咲くつつめらすらずして」

その三、「年が果てる」の意味で「年果つ」(としはつ)が変化したとする説

その四、「四季の果てる月」を意味する「四極」(しはつ)からとする説、

その五、「一年の最後になし終える」の意味「為果つ」(しはつ)からとする説

その六、学校の先生(師)も忙しく走り回る月だという説

 

太陰太陽暦(旧暦)を用いた時代に12番目を師走と読んでいた。

(和風月名:わふうげつめい)と言われ、奈良時代の日本書記に記載されています)

1月:睦月(むつき)  2月:如月(きさらぎ) 3月:弥生(やよい)

4月:卯月(うづき)  5月:皐月(さつき)  6月:水無月(みなづき)

7月:文月(ふみづき) 8月:葉月(はづき)  9月:長月(ながつき)

10月:神無月(かみなづき・かんなづき)     11月:霜月:しもつき)

12月:師走(しわす・しはす)

 

 何にこの  師走の町に  行く烏(からす)  芭蕉

 

                                                                          (記12/1 丸井)

 

 

ボジョレーヌーヴォー (^O^)/

11月です。陰暦では霜月と言われて11月8日は暦の上では立冬を迎えます。秋も深まり朝晩冷え紅葉が一段と美しくなり、各地で色んな収穫が始まり楽しい季節です。

11月19日木曜はフランスのワイン ボジョレーヌーヴォーの解禁日です。ヌーヴォー(Nouveau)とは、フランス語で “新しい” の意味で、つまりブルゴーニュ地方ボジョレー地区でその年に収穫したブドウ(ガメイ種)から造られる新酒のワインのことです。

フランスワインの中で、最も熟成期間が数か月と短く、ボルドーやブルゴーニュの長期熟成タイプのワインは木樽を使って発酵・熟成させることが多いが、ボジョレーヌーヴォーは収穫した葡萄(ガメイ種)をステンレースタンクで発酵させることでタンニンを抑え、もぎたての果実のようにフレッシュでジューシーな味わいに仕上げます。そして、その出来ばえを楽しみ収穫を祝います。世界各地で、日本でもワインの好きな人は待ちかねる収穫の季節ですね!

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美味しい飲み方は、冷蔵庫で1時間ほど冷やし香りを楽しみ飲むのが良いそうです。普通のワインの場合は冷やし過ぎるとタンニンによる渋みが強調され飲みにくくなる場合があるそうです。ボジョレーヌーヴォーは元々タンニンが少なく心配がないそうです。

毎年11月の第3 木曜日 午前0時に販売が解禁!

各メーカーがどこよりも早くヌヴォを出荷し売上を稼ごうと競い合いがエスカレートし十分に出来あがってないのに出荷するような事態になったので、フランスのワイン法により発売日が規制されています。

それぞれの国の現地時間で、11月の第3木曜日の未明 午前0時に販売が解禁されます。特に日本は時差の関係から先進国の中で最も早く解禁日を迎えます。この時のため例外的に空輸され、24時間営業のスパーマーケットやレストラン、バーなどで午前0時になった瞬間に販売をします。梱包箱には「〇〇年11月午前0時以前の販売及び消費 厳禁」の文字が書かれています。しかしフランスではワイン法での制約がありますが、日本国内で法的に罰されることはないです。

ガメイ種という葡萄から造られるフルーティーで若々しく柔らかなワインをAOCと表示します。

AOCとは、①その土地で収穫された葡萄のみを使用し ②その土地で決められた葡萄品種を使用 ③単位面積当たり葡萄の最大収穫量も決められている。 ④さらに葡萄の糖度 ⑤ワインの醸造方法 ⑥最低アルコール度数 ⑦最低熟成期間など、など多くの基準をパスし専門家のテスト(テースティンヅ)に合格したワインです。

 AOCワインの表示方法は、「Appellation  原産地名 Controlee」orAOC 原産地名」

原産地名とは、シャンパーニュ ・ ブルゴーニュ ・ ボルドー ・ アルザス ・コート  デュ ローヌ ・ ヴァレ  ドゥ ラ ロワール など他にもあります。

                             記 丸井 11/8 

 

ぜんざい &  しるこ 

10/29 アイビル Dwks パソコン学習会のことです。前回のブログで「おはぎ」と「ぼたもち」の違いが載っていたが「ぜんざい」と「しるこ」も同じ意味かな? と話題になりました。

そこで調査!! (^^♪

 

ぜんざい(善哉)・・・ 小豆(あずき)を砂糖で甘く煮て、中にお餅や白玉団子または栗を入れたもので、小豆の粒が存在するものです。

おしるこ(汁粉)・・・ 漉し餡(こしあん)・潰し餡(つぶしあん)を使用し、中に入れるものは「ぜんざい」と同じです。

 

しかし、関東と関西では少しニュアンスが異なるようです。 (>_<)

関東では、小豆の粒有りを「田舎汁粉」・ 粒無しを「御膳汁粉」

関西では、小豆の粒有りを「善哉」・ 粒無しを「汁粉」

一般的に、日本の東地方では「お汁粉」 西地方では「善哉」と言われるのが多いそうです。

 

関東で「ぜんざい」といえば、餅などに餡をそえたものですが、関西では「亀山」と称します。

えぇ!? 関東では「ぜんざい」とは汁が無いとは? 関西の「亀山」と言うのも初めて聞きました。 皆さんご存知でしたか? 

 

室町時代には、一条兼良と言う人が著した「尺素往来」(せきそうおうらい)という書物に「年のはじめを、邪気を払い幸いをもたらす小豆と餅で祝うことを喜びとし、小豆汁に餅を入れたものを善哉餅として食した」と記されています。

 

                                記 丸井

秋の七草

春の七草は、薬草で体調を整えるに良いとされている野草ですが、秋の七草は、観賞をするための草花と言われています。

日本の代表する秋の七草は、万葉集のなかで「山上憶良」が詠んだ和歌に始まりとされています。

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 山上憶良奈良時代を代表する歌人で、万葉集には78首が撰ばれており子供を思う歌が多く、  「銀(しろがね)も金(くがね)も玉も 何せむにまされる宝 子に如(し)かめやも」はよく知られています。

◇ 萩は、万葉集で最も多く詠まれている花で、今でも日本人に愛される山の花です。 主に山萩を指しますが、自生種でも20種類もあり、厳密には花でなく木です。

尾花は、すすき」のことで穂先が馬の尾に見えることから、そう呼ばれています。(お月見には欠かせないススキには霊力があると考えられており、収穫物えお悪霊から守り翌年の豊作を願い飾られる)

◇葛花は、大きな葉に隠れて咲く紫色の花で、根がくず粉や薬用の葛根湯になります。(奈良県国栖(くず)地方の商人がくず粉を売り歩るき、今でも吉野葛は有名です)

瞿 麦 (なでしこ)は、山上憶良が詠んだ瞿麦はカワラナデシコのことで、「とこなつ」の別名があり、秋より夏に咲きます。精楚な日本女性に例えられる花ですね。 瞿 麦は実が燕の実に似ていて、平安時代には「撫子合せ」と呼ばれる花遊びがはやっていたようです)

◇ 女郎花は、細い茎の先に黄色い花をつけ、その姿は美しい女人に例えられた花です。(女に対し、男郎花(おとこえし)もあり白い小花を多くつけ強く見える花です)

藤袴は、花が袴のような形をしていて、淡紅紫の花を咲かせ気品があり香りも良い。(中国が原産で、奈良時代に薬草として渡って来た花で、平安時代には 干した茎や葉で女性の洗髪につかわれたり、芳香剤、防虫剤としても使われた。絶滅危惧種指定 )

朝顔でなく、「むくげ」「ひるがお」説がありますが、今は「ききょう」が定説になっています。「ききょう」は近年、野生ではほとんど見られなくなり絶滅危惧品種に指定されています。   (正五角形した蕾の姿はふっくらとしており、加賀千代女が「桔梗の花 咲くときぽんと 言ひそうな」と詠っています)

 

韓国民謡「トラジ」とは、陽の光を一杯に浴びて草原に咲く「ききょう」のことです。漢方薬にするため「ききょう」の根を採取するときに「花を見に来る若者は、本当は私を見に来るのです」と歌った民謡です。また韓国では野生の白い「ききょう」は大変に珍重されています。

秋のお彼岸に食べる「おはぎ」は つぶあんで、萩の小さな花を小豆にたとえられ、「おはぎ」と呼ばれます。また牡丹の花が咲く春のお彼岸に食べる「ぼたもち」は こしあんです。そして小豆の赤色には邪気を払うと言われており、祖先を供養するお彼岸の頃に食べます。 季節により呼び名が変わるって、日本の文化て素晴らしい (^-^)

 知っていますか?? 収穫したての秋の小豆は柔らかい「つぶあん」に、春は冬を越した固い小豆を使用するから「こしあん」にします。 (>_<)

 

今では、秋の七草をなかなか見られないのが残念ですが、興味のある方、 

◇ 岐阜県各務原市川島笠田町:「河川環境楽園」では多くの秋の七草が見られます。

◇ 静岡県浜松市北区平口:「万葉の森林公園」では万葉の歌と共に秋の七草を一度に観賞が出来ます。

                            (10/25 記 丸井) 

 

 

 

 

 

 

 

ちょっと怖い「わらべ唄」 (>_<)

最近あまりそとで遊ぶ子供達をみる機会もすくなく、ましてや「わらべ唄」をを聞くことも有りません。なぜかちょっと寂しく思います。70歳余を迎える私など幼少の頃は、誰に教わったわけでなく、皆して「かごめ かごめ」「花いちもんめ」「とおりゃんせ」「赤い靴」「ずいずいずっころばし」などを唄ったりして、石けり・かくれんぼ・こま回し・凧揚げなどした記憶が有ります。何気なく意味もまったく知らないで歌っていた「わらべ唄」、しかし怖い内容だったとは? (>_<) ちょっと紹介です。

 「かごめかごめ」

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(>_<)「かごめ かごめ」とは「籠女 篭女」と書き即ち妊娠中の女性で!

「かごのなかのとりは いついつでやる」お腹のあかちゃんはいつ生まれるの、

「つるとかめがすべった」鶴と亀はおめでたい象徴です。滑るとは流産です。

「うしろのしょうめんだあれ」後ろを振り返ると姑の姿が、、また罪人(かごめ)

  を包囲し、落とされた罪人の首がどちらを向いたか、、、 と諸説有ります。

   

 「花いちもんめ」 

 あの子がほしい あの子じゃわからん  このこがほおしい このこでじゃわからん

 相談しよう そうしよう

(>_<) 身売り説:貧乏な家の子供(少女)が口減らしの為に、一匁で買わ人買い同士が「勝った(買った)負けた」と囃し立てる。 <遊郭があった江戸時代・明治時代に生活の為に子供を売ることはよく行われた>

 

 「とおりゃんせ」

 通りゃんせ 通りゃんせ ここはどこの 細道じゃ 天神さまの 細道じや

 ちっと通して 下しゃんせ 御用のないもの 通しゃんせぬ この子の七つの

 お祝いに お札を納めに まいります 行きはよいよい 帰りはこわい

 こわいながらも 通りゃんせ 通りゃんせ

(>_<) 昔は「7歳までは神の内」といわれ、7歳から人間扱いされたそうです。その年齢までに子供は餓死や病死したり、口減らしで人身御供(人柱)されたり、身売りされたことが多くあったようです。だから不作や天変地異を起こす天神様の怒りを鎮める為子供を神に捧げられ人柱として「行はよいよい 帰りはこわい」二度と帰ってこないと云う意味のようです。

 

「赤い靴」「ずいずいずころばし」「あんたがたどこさ」「てるてる坊主」など同じようにちょっと怖い解釈があるわらべ唄のようです。歌詞の内容には謎めいた部分など地方によつても諸説がありますので、誤解のないように!! 韓国民謡「アリラン」もちょっと悲しい歌詞です。アリラン峠を越えてゆく わたしを捨ててい(去)く人は 十里も行かずに足痛む、、、

                              記 丸井 10/16

童謡 「しゃぼん玉」

10月に入り朝夕肌寒く感じられるようになりました。そろそろ冬物衣装の準備など考えないと思う今日この頃です。秋は天気の変わりが早く、急な気温の変化で体調を崩さないように注意したいです。

 「しゃぼん玉」唄詞の内容について、

童謡「しゃぼん玉」は、野口雨情(1882~1945)作詞 中山晋平作曲  大正11年に発表

野口雨情は明治41年3月に長女「みどり」を生後7日目で亡くしており、また後に生まれた娘「恒子」も大正13年9月に2歳でなくしている。そんなことから茨城県 磯原村でシャボン玉を飛ばして遊んでいる少女をみて、娘が生きていればと切ない想いを込めて作詞されたと言われています。だから子供を想う「鎮魂歌」とか、作詞された時期的な観点から実子でなく親類の子を想いと、諸説が有りますが? いずれも確かな根拠がないそうです。皆さんはどんなことを思い唄われたのかな?

 <讃美歌「主われを愛す」のメロディーに良く似ているとも言われています>

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 子供のころに「シャボン玉」を飛ばした懐かしい思い出が皆さんもかなず一度は有ると思います。

シャボン玉はポルトガル語の「シャボー(石鹸)」に由来し、1543年にポルトガル船で持ち込まれ、当時は一般庶民には手の届かない大変な貴重品で、1596年に「石田光成」が神屋宗湛に石鹸を贈られ「しゃぼんの礼状」が現存し、これが石鹸についての記録として最古と言われています。その後100年以上も過ぎた 1677年長崎商人がオランダから石鹸を持ち込まれ、夏の風物詩としてシャボン玉売りが登場し街中を売り歩き、ワラの芯を使ってシャボン玉遊びが人気だったそうです。

◆ 国産石鹸製造は1824年で、商業的に製造されたのは明治に入った1873年になってからです。

◆ 石田光成の恋を描いた短編小説「壮心の夢」 火坂雅志著 に恋の相手「摩梨花」と「シャボン」を通し、「女は無駄だ」とする光成の潔癖な恋心が書かれています。  

                             記 丸井 10/8