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「四季」 折々に思いつくまま!

いつも元気で、笑顔で、楽しい 「好々爺」です <ASC23期生>

秋の七草

春の七草は、薬草で体調を整えるに良いとされている野草ですが、秋の七草は、観賞をするための草花と言われています。

日本の代表する秋の七草は、万葉集のなかで「山上憶良」が詠んだ和歌に始まりとされています。

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 山上憶良奈良時代を代表する歌人で、万葉集には78首が撰ばれており子供を思う歌が多く、  「銀(しろがね)も金(くがね)も玉も 何せむにまされる宝 子に如(し)かめやも」はよく知られています。

◇ 萩は、万葉集で最も多く詠まれている花で、今でも日本人に愛される山の花です。 主に山萩を指しますが、自生種でも20種類もあり、厳密には花でなく木です。

尾花は、すすき」のことで穂先が馬の尾に見えることから、そう呼ばれています。(お月見には欠かせないススキには霊力があると考えられており、収穫物えお悪霊から守り翌年の豊作を願い飾られる)

◇葛花は、大きな葉に隠れて咲く紫色の花で、根がくず粉や薬用の葛根湯になります。(奈良県国栖(くず)地方の商人がくず粉を売り歩るき、今でも吉野葛は有名です)

瞿 麦 (なでしこ)は、山上憶良が詠んだ瞿麦はカワラナデシコのことで、「とこなつ」の別名があり、秋より夏に咲きます。精楚な日本女性に例えられる花ですね。 瞿 麦は実が燕の実に似ていて、平安時代には「撫子合せ」と呼ばれる花遊びがはやっていたようです)

◇ 女郎花は、細い茎の先に黄色い花をつけ、その姿は美しい女人に例えられた花です。(女に対し、男郎花(おとこえし)もあり白い小花を多くつけ強く見える花です)

藤袴は、花が袴のような形をしていて、淡紅紫の花を咲かせ気品があり香りも良い。(中国が原産で、奈良時代に薬草として渡って来た花で、平安時代には 干した茎や葉で女性の洗髪につかわれたり、芳香剤、防虫剤としても使われた。絶滅危惧種指定 )

朝顔でなく、「むくげ」「ひるがお」説がありますが、今は「ききょう」が定説になっています。「ききょう」は近年、野生ではほとんど見られなくなり絶滅危惧品種に指定されています。   (正五角形した蕾の姿はふっくらとしており、加賀千代女が「桔梗の花 咲くときぽんと 言ひそうな」と詠っています)

 

韓国民謡「トラジ」とは、陽の光を一杯に浴びて草原に咲く「ききょう」のことです。漢方薬にするため「ききょう」の根を採取するときに「花を見に来る若者は、本当は私を見に来るのです」と歌った民謡です。また韓国では野生の白い「ききょう」は大変に珍重されています。

秋のお彼岸に食べる「おはぎ」は つぶあんで、萩の小さな花を小豆にたとえられ、「おはぎ」と呼ばれます。また牡丹の花が咲く春のお彼岸に食べる「ぼたもち」は こしあんです。そして小豆の赤色には邪気を払うと言われており、祖先を供養するお彼岸の頃に食べます。 季節により呼び名が変わるって、日本の文化て素晴らしい (^-^)

 知っていますか?? 収穫したての秋の小豆は柔らかい「つぶあん」に、春は冬を越した固い小豆を使用するから「こしあん」にします。 (>_<)

 

今では、秋の七草をなかなか見られないのが残念ですが、興味のある方、 

◇ 岐阜県各務原市川島笠田町:「河川環境楽園」では多くの秋の七草が見られます。

◇ 静岡県浜松市北区平口:「万葉の森林公園」では万葉の歌と共に秋の七草を一度に観賞が出来ます。

                            (10/25 記 丸井)