「四季」 折々に思いつくまま!

いつも元気で、笑顔で、楽しい 「好々爺」です <ASC23期生>

「年越し蕎麦」 & 「年明けうどん」

「年越し蕎麦」が日本の文化として行われるようになったのは、遅くとも1814年にはすでに大阪では定着していたと言われています。起源は、江戸時代中期には商家に月の末日に蕎麦を食べる三十日蕎麦(みそかそば)とゆう習慣があったそうで、これが転じて大晦日だけになったと考えられるそうです。ほかにも!

世の中にめでたきものは蕎麦の種

     花咲きみのりみかどおさまる

「みかど」はそばの実の三角と帝との掛けことばである

そばのめでたさをたたえるこの歌は、室町時代の関東の三長者の一人増淵民部の作と言い伝えられていて、大晦日にはそばがきが振る舞われ、家中はもちろん出入りの者みな「福そば」をたべた。この家の繁盛を見た人々は次々とみならったとゆうのが、「年越しそば」の由来伝説の一つだそうだ。

一般には江戸時代の大晦日の商家で夜明けまで働く使用人に振る舞われた出前そばが起源とされているとも言われている。

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めでたい由来や歌には「細く長く」という縁起をかついだものが多くあります。逆に蕎麦は切れやすい事から、一年間の苦労や、借金が切れるように、また蕎麦には五臓の毒を取ると信じられていたので、、そんな年越しそばを食べてもらおうとそば屋さんが仕掛けたとか?

こんな話も、鎌倉時代の僧が、困窮した民にあたえたそば餅が「世直しの気運そば」とたたえられたとの由来もあります。

一方、「年明けうどん」の由来ははっきりしています。「うどん県」として有名な香川県は、古くから祭りなど年中行事などの「ハレの日」にうどんを食べる習慣があり、お正月にも全国で食べてもらおうと思い、香川県讃岐うどん振興協議会が2009年に登録申請し認められた商標です。協議会は製麺業界や流通業界、食品メーカーの協力を求めて、元旦から15日までうどん食を定着させようとキャンペーンをし、少しずつ全国に広がったようです。

昔からうどんは、太くて長いので健康長寿を願い、白いことで縁起がいいと言われています。 

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年明けうどんの定義は、純白のうどん1点に新春を祝う「紅」を用いるとされています。「紅」とは、梅干しや金時人参の天ぷら・海老の天ぷら・赤いかまぼこなど赤く見える具材のことです。そうすることで「紅白」となり、とてもおめでたい食べ物になるからです。

うどんは手軽にでき、胃腸にも優しい食べ物で年末年始の暴飲暴食で胃腸が疲れている時などには「年あけうどん」が最適ですネ!

 

よく似たお話が! そうです「バレンタインデーのチョコ」「節分の恵方巻き」古きは平賀源内の「土用のうなぎ」も、 食べ物ではありませんが「6月のジュンブライトに結婚式」も商業ペースで仕掛けられた? 庶民はいつも「あちむいてホイ」?? (>_<) そうだねー!

 今年もあと10日ばかり、皆さん師走をむかえ、大掃除に忙しい日々と思いますが、「年越しそば」「年あけうどん」も忘れずに準備して下さいネ!          

                                 12/21 Marui