「四季」 折々に思いつくまま!

いつも元気で、笑顔で、楽しい 「好々爺」です <ASC23期生>

初春 謹賀新年

新しき 年の初めの 初春の 今日降る雪の 

いやしけ吉事(よごと)

「初春の今日、この降る雪のように、良いことよ、いっぱい積もっておくれ……」  と『万葉集』20巻ある最終巻に、大伴家持が詠んだ、正月らしい歌です。

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南天は、平安時代に薬用、観賞用として中国から伝来し、難を転ずる→難転→なんてん、魔除けや火災よけの効果があり、鬼門と呼ばれる南西の方角に植えるとよいとされています。

他にも、難を転ずるという意味合いから、昔は、お年寄りが転ぶときに寄りかかることができる木として、トイレの近くに植えられていたようです。    <2021.12.27.撮影>

お正月は、家族がそろい過ごすことから「相睦び月(あいむつびつき)」「睦び月(むつびつき)」と呼ばれ、1月を「睦月(むつき)」と言われます。

ほかにも「寅月(いんげつ)」「元月(げんげつ・もとつき)」「霞初月(かすみそめづき)」「太郎月」など多くの異名があります。

f:id:marui-hall:20211215103732j:plain冬牡丹》

「わらぼっち」に包まれた「冬牡丹」

「冬牡丹」は春に咲く品種を冬に咲かせているので、寒さに弱く、「わらぼっち」などで覆われています。

「冬牡丹」と「寒牡丹」の違い

本来、牡丹は4月下旬~5月が見ごろですが、寒い今この時期に咲いている牡丹は「冬牡丹」や「寒牡丹」と呼ばれています。
青々とした葉を携えているのが「冬牡丹」で、春に咲く牡丹を温度管理などにより“春だよ” と思わせて冬に咲かせ茎や枝も青々としています。
(寒牡丹)
「寒牡丹」は、葉はなく花だけです。春と冬に咲く品種で、この時期に咲く寒牡丹は必要のないところには養分は送らなく花を咲かせることに全集中するので、葉がほとんどないそうです。

牡丹には、「百花の王」「花王」「冨貴草」「名取草」「二十日草」「深見草」など多くの別名があります。 日本が原産地だと思っている人も多いのではないでしょうか? 実は、牡丹の原産地は中国で中国の国花でもあります。

日本には「聖武天皇の時代に渡来した」とも、「7~8世紀に薬用として遣唐使空海が持ち帰った」とも言われています。 時期に関しては定かでないようです。 

しかし、清少納言の『枕草子』や藤原道綱母の『蜻蛉日記』などに登場することから、平安時代にはすでに牡丹の花を観賞していただろうと言われています。

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シクラメン花言葉: 白い花は「清純」 ピンクは「憧れ」 赤い花は「嫉妬」

ちょっと、お酒の話し、、 (^^♪

ビールのモダンさを好んだ 早逝の天才歌人 石川啄木 (1886 ~1921)

盛岡、北海道、東京を中心に、各地に建立された啄木の歌碑は100を超えるそうです。どんな環境においても短歌を詠み、呼吸をするかのごとく口からこぼれ出たそうです。そして、残した短歌の中にアルコールを詠んだ歌は71首もあります。

 しっとりと
  酒のかをりにひたりける
  脳の重みを感じて帰る   

                  『悲しき玩具』より

 酒のめば悲しみ一時湧きくるを
    寝て夢みぬを
    うれしとはせし    

                  『一握の砂』より

啄木が生涯愛し続けたのは日本酒ではなく、ビールだったそうです。 明治後期のことで庶民にはビールがまだ普及していなかった時代です。しかし政府高官など富裕層の間では、よくビールが嗜まれていたようです。
キリンホールディングス」のホームページにば、小松帯刀榎本武揚福沢諭吉大久保利通の他、幕末から明治にかけて活躍した人物が好んで飲んでいたことが記されています。
江戸後期の蘭学者高野長英は彼の著書『救荒二物考』の中でビールの醸造法が記載があります。
《 ビール広告に触発された啄木、評論「食ふべき詩」》

啄木は、終焉の地となる東京の電車内で「食(くら)ふべきビール」と記された「キリンビール」の広告を目にし、この文句に触発された啄木は、1909(明治42)年12月、「食(くら)ふべき詩」と題した評論を『東京毎日新聞』に発表する。しかし創作活動を全うすることなく、発表から3年後の1912年(明治45年)4月、啄木は26年のあまりにも短すぎる生涯に幕を降ろす。

今年はどんな夏になるのだろうか?  ビヤガーデンがオープンし、仲間と夜空の下で、カンパーイ! と盛り上ったりしたいですね!  大声もだめ !  ダメ !ダメ ?? 
今年こそ仲間と豪快にジョッキーで飲みたいね !カンパイー~~ (呑み助の初夢
 
新しい年を迎え、 一度は収束に向かいつつあったコロナ感染、しかし、新たな変異株「オミクロン株」により、今しばらく「忍耐のとき」が続き、どんな年になるのか予測ができないですね?

しかし、時は悠久に流れすぎ待ってはくれません! どんな年に成るかでなく、どんな年にしようかが大切ですね! 

普通の生活を取り戻し、、今年こそ 中日ドラゴンズが優勝! コロナが収束! そん「夢」をかなえたいですね ! 

本年も宜しくお願い致します  2022.1.1.  Marui