「四季」 折々に思いつくまま!

いつも元気で、笑顔で、楽しい 「好々爺」です <ASC23期生>

新しい年を迎えて、(👉゚ヮ゚)👉

今年は卯年、元気に跳ねることから「飛躍」や「向上」の年といわれコロナを跳ね返し、健康で笑顔多き年にしたいですね! 

   
正月の 子供に成て 見たき哉 』 
                                      小林一茶
お正月が来ると、子供たちはお年玉をもらい、凧上げや駒回しをして遊んだりする。そんな無邪気な子供になってみたいものだ! 
 
年を迎えて、時々子供の頃を懐かしむのは! ひとつ歳を重ねた証ですね ! 
しかし、時は悠久に流れ待ってはくれません! どんな年に成るかでなく、どんな年にしようかが大切ですね!
昨年も新型コロナウイルス感染が拡大し私たちの生活に大きな影響を受け、いつになったら以前の生活に戻れるかと思いながら、今年も不透明な幕開けとなりました。 
昨年末には、コロナがだんだんと重症化が減少する状況があり、コロナからの回復の兆しが見えはじめたかとおもわれたら、また新たな変異オミクロン株「BQ・1」ウイルスが確認された。今年もまだまだ「油断大敵」ですね! 

  

NHK大河ドラマ「どうする家康」が、新年8日から放送される。家康役・松本潤さん、 家康の妻 瀬名役・有村架純さん、脚本は古沢良太(こさわ・りょうた)さんです。

三河岡崎城主の子として生まれ、今川家の人質暮らしをしていた家康が天下人になるまでの道のりはピンチと我慢の連続!  さぁー『どうする家康』歴史を左右する決断に迫られる。 1年間、毎週ドキドキ! 楽しみですね 😘

徳川家に伝わる縁起の良い開運食は、

信濃の故事『本朝食鑑』に!

徳川家康の九代前の徳川有親が没落して信濃に隠棲していたころ、地元の豪族が大晦日に兎狩りをして、元日に有親に兎の羹(あつもの)を饗しました。ちょうどそのころから徳川家が隆盛に向かったので、兎汁が縁起物として食するようになります』

 後に、松平家九代目当主・松平元康が徳川家康となり江戸幕府を開きます。

この時代信濃では、特にウサギ肉が珍重されたようです。
江戸時代の旅人(旅行家)菅江真澄が 1784年に諏訪神社の「御頭祭」を訪れたとき、神への捧げ物が 75のシカの頭と、白サギ・白ウサギ・キジなどのたくさんの肉だったと『諏訪の海』に記述が有ります。

また、「新三河風土記」によると、徳川家康もお正月には縁起の良い「兎肉の汁」を食べていたと記録があ有ります。

現在の徳川家の当主は18代目の徳川恒考氏で、 今でも徳川家では元旦に兎肉が入った雑煮を食べるそうです。

追記(1/5)

徳川宗家18代当主の徳川恒孝氏が2022年いっぱいで退き、長男の家広氏が2023.1.1.より19代当主として正式に家督を継ぐことが決まり、昨年11月から久能山東照宮や栃木県の日光東照宮など徳川家ゆかりの6か所を訪れ、先祖に当主の交代を報告する法要をされた。

  12月24日 撮影

「うさぎ」は、数々の神話などに登場しています !

古事記』に「因幡の白ウサギ」の話がある通り、日本人とウサギとの関わりは深く、子供のころに「月に兎がいて餅つきをいている」と聞きましたね ! 

今昔物語集』三獣行菩薩道兎焼身語 第十三、抄訳に

『サル、キツネ、ウサギの3匹が、空腹で倒れている老人に出会った。サルは木に登って栗や柿などの木の実を集め、さらに里から大豆や小豆を取ってきて老人に与えた。キツネは墓地のお供え物や、川から魚をとって老人に渡した。しかしウサギだけはどんなに頑張っても何も取って来られなかった。ウサギは情けなく思い、サルとキツネに頼んで火をおこしてもらい、その中に身を投じて自分の身を食料として捧げた。その様子を見た老人は帝釈天に戻り、ウサギの行為を後世に伝えるべく、ウサギを月へと昇らせた。月に見える雲のようなものは、ウサギがわが身を焼いたときの煙である』

インドの説教仏話「ジャータカ神話」にも同様な記述があります。このようにウサギにまっわる話がほかにも沢山有ります。

ウサギが鳥と思われていた ?

空も飛ばないウサギを鳥扱いしたのは、仏教信仰が原因で仏教の教えでは、4本足の動物を食べることを禁止していたためで、他にも!

  • 長い耳が鳥の羽のように見えるから、
  • 「う(鵜)さぎ(鷺)」と同じ名前の鳥がいるから、
  • 網で捕まえるところが鳥と同じだから、
  • 鳥のように2本足で立つこともあるから、

僧侶がウサギを食べる言い訳に理由をこじつけて、「ウサギは鳥である」と考えるようになったとも言われています。

 また、ウサギを捕えたときに耳を縛って「一把:いちわ」と呼んでいたことから「一羽」に転じて鳥に見立てたという説もある。今でもウサギを数える単位は「」か「」ですね!

山奥などで魚介類や農作物が豊富にとれない地域では、鳥やウサギが貴重な栄養源となり、食べないと生きていけなかったとも言われている。

明治時代には「ウサギ税」が存在した ! 

現在、私たちが払っている税金は、長かった江戸時代が終わり明治という新時代がはじまった、明治6年(1873)に公布された「地租改正条例」によるものです。

明治の初期にウサギブームが起き、珍しい品種は高額で売れ、人々がたびたびオークションを開きウサギ1羽に数百円の値段がついたこともあったそうです。

その結果、 毛の色を染めて珍種と謳う詐欺師まで現れ、危険を感じた当時の東京府が制定したのが「ウサギ税」で、飼い主はウサギを何羽飼うか申請し、月に1円を納めなければ飼うことができなかった。

月に1円とは、明治時代、教員や警察官の初任給はおよそ8円から9円ほどでした。 お金の価値を現代に換算すると、当時の1円は今の2万円ほどの価値があるともいわれています。

今のお金にするとウサギ1羽が数百万円の世界も、まさしくウサギバブルですね!

 高い税金を払うことが義務付けられた結果、これによって人々のウサギ熱は冷めていき、ウサギバブルは落ち着いたそうです。

大きく稼げるビジネスは、どの時代にも存在するものですが、可愛いいウサギさんもその対象になったとは驚きですね !

  千 両

その後、「ウサギ」は愛玩用としてでなく、日清・日露戦争が開戦し毛皮が防寒具に、肉が缶詰用として軍需用物資として重宝されます。

日本の真っ白な「ウサギ」は明治時代に品種改良されたもので、毛皮・肉用ともに用いられた。

大正期には、ウサギ肉は一般化し庶民も食べるようになります。そして、アメリカへ毛皮の輸出も始まります。

第1次世界大戦後は農林省が養兎を奨励し、最盛期は600万頭も飼育され、軍需品生産を目的としてウサギの毛皮が輸出されていた。一時期は日本陸軍向けに毛皮を調達するため、オーストラリアから安い毛皮を輸入せず、価格が3倍も高い良質な国内生産された毛皮を自家調達していたそうです。毛皮だけでなく食用の兎肉生産もされ国内の経済が潤うためでもあったようです。

特に昭和の戦前の頃には、養兎が日本でもかなり大きな一大産業で、兎肉の需要も増加傾向だったようですが、ウサギの飼育は、終戦と共に国内での生産は激減します。

日本でもJASマークの標準規格として、ソーセージにうさぎ肉を使うことは認められていたが、農水省の「食料需給表」によると、昭和35年(1960)に2000トンあったウサギの国内生産量は、昭和47年(1972)以降、統計上ゼロになっています。

兎肉は世界各地で、古くから食されています !

フランス、スペイン、イタリア、中国では今でも兎肉は一般的に食べられています。 特にフランスのウサギは世界最高品質で、ウサギが1羽約3万3千円もするそうです。

中国はウサギ肉を世界で最も消費していると言われています。特に辛ウマ料理で有名な四川ではウサギ肉を食べる文化があり、四川省では1年で3億羽に相当する40万トンのウサギ肉が消費されています。
四川での消費量が多すぎて、なんとフランスから輸入しているとのことです。

ウサギと聞くと、ペットショップで売っている愛らしい 🐰 を連想しますが、食されるのは、食用として改良を重ねられた「食用ウサギ」で体重が8キロもある非常に大きなものです。

  万 両

新年早々、ウサギを食する話になりましたが、現代社会ではウサギはペットとして接する機会が多く、食料として考えるには抵抗を持つ人が多いのが現実だと思います。

しかし、それだけ歴史的みると庶民に寄り添い、戦前戦後の食料事情に、防寒用に輸出産業にも多いに寄与し、神話や物語にも多く登場し日本人に愛された動物ですね! 

今でも徳川家において、元旦に縁起の良い開運食として愛しまれ継承されている訳けですね!  🐰  ブラボー 

 南 天

寒くなり、夜空も澄み渡り宵の明星「金星」見え始め出しました! 金星は10月下旬に太陽の向こう側を通過し、夕方に西の空に見える方向に移動してきます。この時期、日の入りの直後に南西から西南西にかけての低い空を探してみますと、空の状態が良ければ金星と水星が見えます。 (^^)/~~~

昨年12月11日 人類初の小惑星の軌道変更に成功!

米航空宇宙局 NASA 探査機DAKTを、小惑星ディモルフォスに衝突させて起動を変えたと、新聞記事に!

メキシコ・ユタン半島沖の海底に埋もれているチチュルブ・クレーター(直径200 キロ)は、近年の研究で6千6百万年ほど前に直径10キロ 程度の小惑星が衝突して形成さたと発表された。 この衝突により地球規模の変動を起こし、恐竜やアンモナイトなど中生代の生き物の多くを絶滅させたと考えられています。

NASAの探査機が今回、小惑星に体当たりして進路をずらす実験に成功したことは、地球絶滅を救う快挙か!

 厚労省「結論を出す時期はまだ決まっていない」と述べながら、新型コロナウイルス感染症の法上分類を見直しに向けた議論を始めた。

感染症法は、感染力や症状の重さなどに応じ、1〜5類の5段階に分類されている。新型コロナはこれとは独立した「新型インフルエンザ等感染症」に位置付けられているが、感染者の入院勧告や就業制限など「2類相当」の対応が取られている。

新型コロナ  2類→5類へ コロナ分類見直しの議論開始 治療費はどうなるか懸念される

 現在は、新型コロナは危険度が2番目に高い「2類」ですが、季節性インフルエンザと同じ「5類」への引き下げると検討。5類になれば、治療費の一部やワクチン接種費は原則自己負担になる。

今年も、新たな変異株「オミクロン」により、今しばらく「忍耐のとき」が続きそうです。厚労省の対応がどうなるのか予測ができないですね?

昨年、11月の気温が高く生育が心配された「餅菜」が順調に育ち、栽培農家さん ホットひと安心と新聞記事に ! 

「餅菜」は尾張地方の伝統野菜で、別名は「正月菜」と呼ばれ軟らかくて甘みがあるのが特徴です。最近は「小松菜」で代用されることも多いようです。

尾張の伝統雑煮には「餅菜と角餅・すます汁」だけのシンプルなのが特徴ですね! 皆さんの家庭では正月にどんな雑煮を食べられたのかな?

兎にかく、コロナが収束し ! そして昨年は最下位と悲しい結果に終った 中日ドラゴンズ、今年こそ優勝して「ブラボー」と叫びたい ! そんな「夢」をかなえたいですね !        

  本年も宜しくお願い致します 2023年 元旦  

                              丸井邦春  1/1 UP