3月6日 72節気の第3「啓蟄」を迎え、我々も暖房を付けて暮らしていた部屋から一歩出て散策したくなる季節に! 寒気の中にも春の気配を色濃く感じられ、快い日差しも増してきました。
季節の変わりめには、体の不調を起こすことがよくあります。
「陰陽五行説」の陰陽は、自然の変化を観察した考え方といわれ、太陽の昇る高さによって「陰」と「陽」のバランスを考える。五行説は「木・火・土・金・水」の変化と動きを基本として考えるもので、中国古代より受け継がれた自然哲学思想です。
「陰」が強い冬の終わりは、「陽」を増す春に変化する時期は、自然界では木や植物の芽が伸び、成長していく季節です。人の体も「肝」の動きが活発になり、冬の間にため込んだ老廃物を排出すると言われています。
代謝を促すには、「タケノコ」や「蕗の薹」、そして海藻類など春の食材を取り入れるのがいいそうです (^^♪
タケノコは100g当たり約26Kcalと低カロリーで、ビタミンB1やB2、ビタミンE、カリュムなど栄養素もあります。ビタミンEには血の巡りをよくする働きがあるため冷え性の方にもいいそうです。また食物繊維もあり便秘にも良いとされています。
蕗の薹:ふきのとう・・・読めない、書けない (>_<)
春を告げるほろ苦い味!てんぷらに良し (^^♪ 雪解けの日当たりのよい地面からかおをだし春の風物詩とも!
持ち上げし 土をまだ出す 蕗の薹 稲畑汀子
莟(つぼみ)とは 汝(なれ)も知らずよ 蕗の薹 与謝蕪村
「蕗」は、ゴボウと並び数少ない日本原産の植物です。縄文時代には食されれていたと言われ、日本産野菜として最古とも称されています。7世紀頃の長屋王邸跡から発掘された木簡に「蕗」について記されたものが発見された。
「蕗」は、食物繊維総量が100g当たり6.49gで、ゴボウと同グラムで比較した場合より上回り植物繊維が豊富に含む食材です (^^♪ また食物繊維量6.49の内、不溶性繊維が 5.4gと大半を占めていて、消化管内で水分を吸って膨らむことで腸を刺激し、蠕動連動を促す作用があると考えられています。絡め取って排泄させる働きも期待される。
野には、旬の山菜が豊富な季節です (^O^)/
「ツクシ」には、カロテンが沢山含まれ、100g当たり1200ugdeブロッコリーや芽キャベツ、オクラなどより多い。またビタミンEは野菜ではトプクラスの含有量です。
「わらび」は、特筆するほど栄養成分はあまりないそうですがが、でもビタミンEは比較的含まれ活性酸素を抑え体内の不飽和脂肪酸の酸化を防ぐ働きがあり、動脈硬化や心筋梗塞など生活習慣病に役立つと考えられています。
「タラの芽」には、健胃、強壮、強精作用があり、マグネシュウム、リン、鉄分などのミネラルを含んでいます。βーカロテンも豊富で、またナトリュムを体外に排出する働きがあり、高血圧の方に効果があると言われています。
ほかにも、ゼンマイ・コゴミ・コシアブラ・ヤマウドなど、まだ、まだいっぱいありますネ! 自然の恵みに感謝! 感謝!
冬眠より醒めし蛙が 残雪のうえにのぼりて
身体を平ぶ 内藤茂吉
「陽」がさらに強まります。食材やストレッチで春の不調を改善しましょう
3/10 記